評価★★★★【4点】
彗星の如く現れた一人の天才アーティスト。
◆
貧しい家庭に生まれ、黒人音楽の中で育ったエルヴィスが、
ブルースとゴスペルをベースに革新的な音楽と
パフォーマンスでスターダムを駆け登っていった
短くも数奇な栄光の音楽人生の光と影を、
彼のマネージャーを務めたトム・パーカー大佐との愛憎入り交じる
複雑な関係を軸に描き出していく。
<allcinema>
◆
エルヴィスの音楽は黒人ミュージックがルーツだった。
自我に目覚めたころ住んでいた地域がメンフィスということで
労働者階級の黒人が多く住んでおり、そこで聴いた音楽に影響を受け
後に天才アーティストが誕生する。
ワタシが小学生のころは、70年代のエルヴィスであり
そのころ思ったのは肥満系で揉み上げが目立ち汗だくで歌う歌手。
そんな感じで、特に気にしたことのない人物だったわけだが
ある時、友人から薦められた1本のカセットテープを聴き
それを機に、エルヴィスというミュージシャンが気になりだした。
当時、聴いていたベスト盤はエルヴィス絶頂期のモノで
その曲すべてが黒人発祥R&Bのカバー曲だったことを今回知った。
映画は、天才アーティスト誕生の瞬間からパーカー大佐という
悪名高きマネージャーとの関係を分かり易く描いてくれる。
60年代後半の低迷期を抜け復活を果たすが結局は一文無しとなる。
これもマネージャーにすべてを搾取されてしまった結果だ。
「史上最も売れたソロアーティスト」という名誉がどこか切ない。
◆
【今週のツッコミ】
・悪徳マネージャーの都合で再三煮え湯を飲まされるもクビにしない。
こういうところが言い方悪いがお人好しだったのかもしれない。
・エルヴィスを演じたオースティン・バトラー は本人になりきった。
特に横顔なんかクリソツ!しかも、歌に関しては特訓して生歌だった。
・よく見るとデビュー当時のジョン・トラボルタにも似てないか。
だったらトラボルタの伝記も彼でお願いします(←まだ生きてるぞ)
・クリソツと言えば奥さん役のオリヴィア・デヨングも然り。
・エルヴィスはジェームズ・ディーンの大ファンだったことから
『理由なき反抗』のリーゼントヘアーを真似していたらしい。
・凄腕マネージャーだったことは認めるが、裏でペテン師だったことも
これでエルヴィスの仕事に大きな影響を与えた。
酒や違法ドラッグに走らなかった真面目なエリヴィスが哀れ。
・大物アーティストで海外ツアーをしたことがない珍しいパターン。
マネージャーの猛反対によるものだが、その理由が酷すぎた。
--------------------------------------------------------------------------------
監督:バズ・ラーマン
脚本:バズ・ラーマン、サム・ブロメル、クレイグ・ピアース、ジェレミー・ドネル
音楽:エリオット・ウィーラー
出演:オースティン・バトラー、トム・ハンクス、オリヴィア・デヨング
『エルヴィス』
にほんブログ村
彗星の如く現れた一人の天才アーティスト。
◆
貧しい家庭に生まれ、黒人音楽の中で育ったエルヴィスが、
ブルースとゴスペルをベースに革新的な音楽と
パフォーマンスでスターダムを駆け登っていった
短くも数奇な栄光の音楽人生の光と影を、
彼のマネージャーを務めたトム・パーカー大佐との愛憎入り交じる
複雑な関係を軸に描き出していく。
<allcinema>
◆
エルヴィスの音楽は黒人ミュージックがルーツだった。
自我に目覚めたころ住んでいた地域がメンフィスということで
労働者階級の黒人が多く住んでおり、そこで聴いた音楽に影響を受け
後に天才アーティストが誕生する。
ワタシが小学生のころは、70年代のエルヴィスであり
そのころ思ったのは肥満系で揉み上げが目立ち汗だくで歌う歌手。
そんな感じで、特に気にしたことのない人物だったわけだが
ある時、友人から薦められた1本のカセットテープを聴き
それを機に、エルヴィスというミュージシャンが気になりだした。
当時、聴いていたベスト盤はエルヴィス絶頂期のモノで
その曲すべてが黒人発祥R&Bのカバー曲だったことを今回知った。
映画は、天才アーティスト誕生の瞬間からパーカー大佐という
悪名高きマネージャーとの関係を分かり易く描いてくれる。
60年代後半の低迷期を抜け復活を果たすが結局は一文無しとなる。
これもマネージャーにすべてを搾取されてしまった結果だ。
「史上最も売れたソロアーティスト」という名誉がどこか切ない。
◆
【今週のツッコミ】
・悪徳マネージャーの都合で再三煮え湯を飲まされるもクビにしない。
こういうところが言い方悪いがお人好しだったのかもしれない。
・エルヴィスを演じたオースティン・バトラー は本人になりきった。
特に横顔なんかクリソツ!しかも、歌に関しては特訓して生歌だった。
・よく見るとデビュー当時のジョン・トラボルタにも似てないか。
だったらトラボルタの伝記も彼でお願いします(←まだ生きてるぞ)
・クリソツと言えば奥さん役のオリヴィア・デヨングも然り。
・エルヴィスはジェームズ・ディーンの大ファンだったことから
『理由なき反抗』のリーゼントヘアーを真似していたらしい。
・凄腕マネージャーだったことは認めるが、裏でペテン師だったことも
これでエルヴィスの仕事に大きな影響を与えた。
酒や違法ドラッグに走らなかった真面目なエリヴィスが哀れ。
・大物アーティストで海外ツアーをしたことがない珍しいパターン。
マネージャーの猛反対によるものだが、その理由が酷すぎた。
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監督:バズ・ラーマン
脚本:バズ・ラーマン、サム・ブロメル、クレイグ・ピアース、ジェレミー・ドネル
音楽:エリオット・ウィーラー
出演:オースティン・バトラー、トム・ハンクス、オリヴィア・デヨング
『エルヴィス』
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横顔エルヴィスでした。オースティン感情表現がnice!で、すっかり彼のファンになりました。
>エルヴィスの音楽は黒人ミュージックがルーツだった。
これですね。
悪徳マネージャーに騙されてもクビにしない。
私もエルヴィスってお人好しだなと思ったんですが、この人本当に善い人だったのかなと思いました。
そして偉大な人でした。
男のワタシから見ても色気を感じましたもん(笑)
独自のダンスを取り入れたパフォーマンスで少女から熟女まで瞬間沸騰させてしまうなんて、
もはや魔力のように感じましたよ。
本作でエルヴィスのこと知っていたようで知らなかったことがあまりに多かったことに気づきました。
>この人本当に善い人だったのかなと思いました。
>そして偉大な人でした。
まったくその通り!激しく同感です!
しかしあの悪辣マネージャーも酷かったが
あの父親も情けなかったですね?
オースティン・バトラーはオーディションであの役を掴んだのですってね。
顔はたいして似ていないのに、まるでエルヴィスが乗り移ったかのようでした。
あの父親に関してはもう情けないしパーカー大佐にいいように使われた感じでした。
名ばかりの責任者。
主役を射止めたオースティンは相当過酷な訓練を受けていたみたいで
撮影中に家で何度も泣いていたそうです。