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閉鎖病棟―それぞれの朝―

2019年11月02日 17時31分41秒 | 映画 は行
評価★★★☆【3.5点】




見せ場となる法廷シーンをもっと盛り込んでくれたら。。。



死刑執行が失敗し生きながらえた秀丸は、
扱いに困った法務省によって精神病院に送られる。
執行の際に負傷し車椅子生活を送る秀丸は、
誰に対しても優しく接し、周囲の患者ばかりか
病院関係者からも慕われる存在だった。
そんな秀丸が出会ったのは、
幻聴に苦しむ元サラリーマンのチュウさんと
DVを受けている女子高生の由紀。
世間に居場所のない3人だったが、互いに支え合い、
懸命に生きていこうとしていた。
ところがある日、突然の悲劇によって
3人の運命は大きく狂わされていくのだったが…。
<allcinema>



「それぞれ誰もが事情を抱えているんだよ」
このセリフを呟く綾野剛は『楽園』じゃなくてこっち(笑)

“世の中の誰もがなんらかの事情を抱えて生きていることを
決して忘れてはならないという教訓を得た作品になった。”
↑なんてことを『楽園』のレビューで書いたけど
間違ってましたね。まだ訂正してないけど。多分しない。

さて本作品はどうかというと
概ね、期待通りの出来であり、文句はないが
難を言うなら主演の笑福亭鶴瓶氏で
本当に良かったのかどうかという点だ。
ワタシ的に、どこをどう見ても笑福亭鶴瓶氏にしか見えない。

出来るなら、もっと癖のない薄めの俳優の方がうれしい。



【今週のツッコミ】

・数十年、車イス生活にもかかわらず笑福亭鶴瓶氏の大腿部が
 しっかり太いのはいただけない。ハリウッドならCG処理でしょ。

・院内カラオケ大会で使われた数曲の挿入歌はわかるけど
 ラジオ体操第一の音楽も挿入歌としてクレジット。

・事件直後、弁護士事務所を訪問する綾野剛の背後の交差点
 青信号でも自動車優先でなかなか渡れない歩行者ひとり。

・綾野剛と片岡礼子、根岸季衣が出演してるので
 どこか『楽園』と被ってる。

・小松奈々は泣きを筆頭にすべての演技がうまい。
 大泣きの最後の咳払いなんて意外に忘れてやれないぞ(笑)

・次にキャラクターがハマっていたのは暴力嫌われ患者の人。
 画面上の彼の動きがすべて超自然体で本物を見てるよう。

・病院患者役のみなさんは誰がいちばん“それらしく”見せるか
 ここはかなり熾烈な演技合戦があったのではないか。
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監督:平山秀幸
脚本:平山秀幸
音楽:安川午朗
出演:笑福亭鶴瓶/綾野剛/小松菜奈

『閉鎖病棟―それぞれの朝―』


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