十二国記をとうとう読み始めたわけですが、読み始めたらやっぱりこれだけのファンがいるってことは面白いってことなのよね〜〜ってことで、面白くなって、とりあえずガンガン読んでます(笑)
どうして読み始めたかは、こちらに書いきました→こちらから
新刊が出たのがきっかけだけど、とりあえずシリーズの「0」から読み始めましたが、読んだ順番は次の通りです。
0 魔性の子
1 月の影 影の海(上・下)
新刊 白銀の墟 玄の月 (1・2)
2 風の海 迷宮の岸
3 東の海神 西の滄海
新刊 白銀の墟 玄の月 (3・4)
8 黄昏の岸 暁の天
なぜこの順番かっていうと、新刊の3・4は11月9日に出たので、その間に途中まで読み進めていたって事なんです。
前回のブログで「魔性の子」と「月の影 影の海」については書きましたが、この二つの話は主人公が違います。
十二国記という題名どおり、12の国がある世界の話なので、この二つは違う国のお話。
「魔性の子」は戴という国、「月の影〜」は慶という国のお話。
主人公も違うけれど、どちらも共通していのは、主人公が日本の世界と十二国の世界両方に関わっている事です。
お話の中では蓬莱と呼ばれる日本と異世界である十二国が繋がっているっていうのが、この十二国記の興味深いところだと思います。
そして、今年でた新刊は「魔性の子」の主人公のお話から繋がっている載の国のお話です。
せっかく新刊も買ったから、0と1の後は新刊の「白銀の墟 玄の月 (1・2)」を読みました。
最初のあたりは、娘が買ったのを東京で読ませてもらってたのですが、この十二国記はとにかく漢字が多くて、それも同じ音を違う漢字で読ませるとか、わざわざ難しい漢字を使うとか、なかなか手強いところがあります。
そして、国や軍隊のシステムがまた面倒(笑)
これらの事を全部クリアにして読み進めようとしたら、時間かかって先に進めません。
少なくとも私には無理なので、わかってもわからなくても、どんどん読み飛ばして進むという作者としては残念な読み手かもしれない感じで読んでいってます。
でも、その難解なところに余りある面白さがあるから、読めるのだと思います。
そして、多分その漢字やシステムの織り成す感じが異世界の中であるという事をヒシヒシと想わせてくれるのかもしれませんね。
という事で、新刊の1・2を読み終わり、うむむむ、これからどうなるんだ〜〜?と次の出版を待つ間に、2「風の海 迷宮の岸」と3「東の海神 西の滄海」を読みました。
「風の海〜」は「魔性の子」と新刊「白銀の墟〜」のお話に通じる戴の国のお話で、ほ〜〜なるほど、こういう事だったのか!と思うものでした。
結局、0「魔性の子」、2「風の海 迷宮の岸」、そして今日読み終わった8「黄昏の岸 暁の天」を読むと、新刊のお話に通じていたわけです。
この時点では、とりあえず次に3「東の海神 西の滄海」を読みました。
これはまた違う国のお話で、雁の国。
ここで、第3の国と主人公が出てきたわけです。
これはこれで、面白かったけど、載はどうなったかな〜と思って読んでました。
そうこうしてるうちに、新刊「白銀の墟 玄の月 (3・4)」が出版され、なんとこちらでも出版日に届くというので、本屋さんに予約して、出版日に手にすることができました。
(いつもは、出版されてから2日くらいかかるのに、流石に人気の本は違うわ!なんて)
「白銀の〜」は結局どうなるんだ〜〜?と思いながら結末まで読ませる、面白いものでした。
ただし、登場人物は多いし、それぞれの漢字が難解だし、最後はもうよくわからないけど、掻き分け掻き分けどんどん読むって感じで、突破しました〜〜〜(笑)
十分楽しみましたが、もし機会があったら、もう一度ちゃんときちんと読んだら、もっと面白いんじゃないかと思います。
「白銀の〜」全4巻を読み終わったので、同じお話ということで、8「黄昏の岸 暁の天」を読みました。←ここが今日です
本当は新刊を読む前にこれを読んでおいた方がお話としては良くわかったなと思います。
今回ここまで駆け足に読んできた感想は、
①十二国記は面白い
ファンタジーは全くダメって人以外だったら、面白いと思います。
私は指輪物語は大ファンだけれど、そのほかはそれほどでもないのですが、このお話はなかなか面白かったです。
ある意味RPGの世界でもあると感じました。
②十二国記はある意味難解ではある
とにかく出てくる漢字が多くて、通常使ってない読み方を使っているので、その点をクリアするか、私みたいにわからなくても、忘れちゃっても、とにかくどんどん読むかという方法が必要です。
物語の中の世界のシステムも結構設定が複雑なので、そこもきちんと理解して読み進めようとしたら、時間がかかるので、それをクリアするか、わからなくてもどんどん読んじゃうかという感じ😅
③新刊「白銀の墟 玄の月」だけ読んでも、充分面白い
今までこのシリーズ読んだ中で、この新刊は一番面白いといっても過言ではないと思います。(全部読んでないので、なんとも言えないけど)
シリーズで一番多くの本が繋がっているお話なので、その集大成として読むのも良いですし、これを読んだ後に、前のお話を読んで、あ〜〜そうだったのか!って思うのもまた楽しいと思います。
④新刊を読む前に0「魔性の子」2「海の風 迷宮の岸」8「黄昏の岸 暁の天」を読んだら理解しやすいかもしれない
もちろん新刊につながるお話を読んでおいたらわかりやすいとは思います。
私はこの中では0→2→新刊→8の順で読みました。
8は色々な国の登場人物が出てくるので、こちらの方がシリーズを読んでないとわかり難かったかもと思いました。
⑤新刊を読む前に、シリーズ全体を読んだら、もっと理解できるんじゃないかと思う
もちろんシリーズ全部を読んでから新刊読んだら一番わかりやすいとは思いますけど、途中で力尽きる怖れも。。。
ということで、私の読んだ順番ではこんな感想でした。
今までスルーしてたシリーズをふとしたきっかけで読んだら、とっても楽しませてもらってるので、なんだか得した気がします。
今まで出会えなかったけど、今が出会う時期だったんですね。
十二国記ファンの娘に良いタイミングで会って簡単なレクチャーを受けたのも何かの縁。
本も一期一会ですね。
大分満喫したけど、まだシリーズの中で読んでないのも買ってあるので、つぎはこれを読もうと思ってます。