昨日、『指輪物語』熟読してますと書きましたが、書見台に載せて随時読んでます。
しかし、持ち歩くには重い本なので、寝る前に他の本を読もうと思って本棚から何気なくこの本を選んで再読しました。
『きのね』宮尾登美子
宮尾登美子さんはたくさん読みました。
『伊集院花子の生涯』『櫂』『序の舞』『天璋院篤姫』などなど。
女性の人生を描かせたらこの方!という作家さんでした。
そして、本当に素晴らしいストーリーテラーで読み出したらやめられないような本ばかりでした。ドラマ化、映画化も多かったな。
この『きのね』は歌舞伎の舞台の幕が開く時に響く拍子木の音が題名になっています。
歌舞伎の役者さんとそこで働く女性とのお話。
宮尾さんの作品の中ではそれほどメジャーではない気もするのですが、私はこのお話がなぜか印象に残っています。
昨日の夜寝る前にちょっと読もうと思ったら、やめられなくなって困りました(笑)
結局、2時間くらい読んじゃって、まずいと思って寝ましたが。
朝、続きを読み終えました。
宮尾さん、危険だわ😅
時代は戦前戦後ですし書かれたのは1990年ですが、今読んでもとても面白い!
題材も良いのだけれど、宮尾さんの筆力だと思います。
たくさん読んだ中で本棚には、この本と『蔵』が残っていました。
『蔵』はドラマ化されて、ドラマもとても良かったです。
ストーリーは覚えているけれど、こちらもまた読んでみようかな。