3日ぐらい前から寒気がして熱はないけど体がダルくて喉が痛い。
私の勤める会社は熱がなくても風邪の症状があった場合は自宅待機。
微妙なトコロなので、とりあえず出勤して事務さんに検温してもらったら、「36℃」熱はないけど、喉痛いならコロナかもしれないから病院って検査してもらって。と言われて病院へ。コロナだけではなくインフルエンザも心配なので検査してもらったら、幸いにもどちらも陰性でした
正月疲れかな。
…というわけで予定外のお休み。
ぽっかり空いた時間って「さて何しよう。」…と考えながら
PCの画像を整理していたら、何気なく見つけたんです
コレ
描いたのは2010年の春のこと。
偶然ですが、ちょうどこの絵を描いた頃、ものすごい風邪をひいて
自宅に閉じこもっていました。
この時のはインフルエンザで39度超えの熱が3日も4日も下がる兆しがなく、本当に私もう治らないんじゃないか?と思って、
この絵の桜、花びらを描き足したんです。
10年前で今より体力があったにしても、バカだなぁと思います。
他にすることが思いつかなかったのもあるのでしょうけど、
とにかく描きたかった。
具合が悪くなる前はもっと背景を…とか、もっと色を足してとか
いろいろ試行していたのですが
とにかく、とにかく「桜」桜の花びら…って、こういう絵になりました。
そう言えば
最近こういう気持ちになっていません。
いろいろ頭で考えて、どうしたら上手く見えるとか、
もっと上手く見せられないかとか、
描きたいものではなく、手っ取り早く良く見えそうなものを選んで描いていたり、明日も仕事だから、この辺でまとめちゃお…とか。
言い訳ばかりして「夢中」になることをやめていました。
この絵を見つけた時、大袈裟だけど、私は10年前の自分に叱られた気がしました。
10年前の私は多分今よりもっと時間がなかった。
介護の必要な義母もいたし、夫は脳幹出血で入院したりで、感情のやり場がなく、好きな絵を描くことで何とか自分を言い留めていました。
評価や成果は考えず、ただただ「好きで」向き合っていた気がします。
そっか、そうだそうだ。
好きなことをしているんだから色々しんどいのは当たり前。
好きなことが、必ずしも楽しいもの。心地いいもの。とは限らないもの。
年をとって視力も体力も落ちてきて、以前のように描けるはずがないけれど、
それでも描くことがやっぱり好きだ。
そう言えば、以前、友人にもらった絵ハガキに
幸せだから笑うんじゃない。
笑うから幸せなんだ。
って一節がありました。
最近の私はまさにそれ、順番が逆でした。
楽しいから描くんじゃない。
描くことが楽しいんだ。
大切なのは、結果じゃなくて、今ココにいる自分
自分がどれだけ夢中になれるかということ。
結果は後からついてくる。それを予測して描くのは順番がおかしいよね。
会社の皆さんにはご迷惑をお掛けしましたが
なんだか、いいお休みになりました。
進むのも大事だけど、休むこと、整理整頓とっても大事です。
10年前の私に叱られたこと。
忘れずにいたいです。