えんかん 磐田演劇鑑賞会

観劇へのお誘い   "文化のシャワーに洗われる心"

観続けた名作・話題作・名優の舞台

2013年05月05日 | ハムレット

磐田演劇鑑賞会創立35年
 200ステージ、延べ16万人が鑑賞
 
観続けた名作・話題作・名優の舞台

磐田演劇鑑賞会が誕生して今年5月、三十五年目に入る。

磐田市民文化会館が1979年に完成し、その年の5月、
待ちに待った第一回演劇鑑賞会の演劇上演の幕を開けた。
以来著名な舞台・新劇を創る魅力いっぱいの劇団の名優たちが磐田の舞台に立つようになった。

 過去の名舞台の数々をあげると、懐かしい俳優たちの声がまだ聞こえてくる。
幾つかあげてみよう。
「女の一生」、「丸山蘭水楼の遊女たち」、「「子午線の祀り」、「盟三五大切」、
「マクベス」、「ハムレット」、「コーカサスの白墨の輪」、「ベニスの商人」、「桜の園」などなど。
また古典芸能として「狂言」の上演も三十作品以上もあり、
もちろん歌舞伎は前進座・ミュージカルも多彩に実現してきた。
その数220例会(特別例会含む)を超えている。

戦後荒廃した地方にあって、文化芸術の演劇への渇望が、
一つは労働運動、また一つは青年運動の中に広がり、全国にわたって活動が展開された。
磐田も青年団活動や文化活動の中に要求を実現しようと、演劇活動が生まれ広がった。
自分たちで舞台を創ることから始め、演劇のあるところへ出向いていく鑑賞への要求が育っていった。
おりしも前進座の地方公演が火つけ役であった。
また、地方公演を取り組むようになった新劇団の行動でもあった。
戦前戦中抑圧された精神が一気に解放され、芸術文化演劇への期待は、
磐田だけでない全国の青年たちの思いだった。
 浜松に1961年浜松市民会館が完成した。
それまでは浜松市公会堂が演劇上演舞台を持っていただけで、
浜松以外では静岡か東京・名古屋かでしかみることができなかった。
そこに浜松市民会館ができたのだ。
当然演劇鑑賞会もできた。
これは遠州地方の演劇・文化愛好家にとってこの上ない喜びだった。
浜松市民会館には、磐田から袋井から掛川から、そして北は浜北・天竜各地から
文化への期待を持った人々が集まった。

 浜松演劇観賞協議会(通称・浜松演観協・現在浜松演劇鑑賞会)発足から17年、
磐田演劇鑑賞会が発足。遅れて浜北にも掛川にも鑑賞会は生まれた。
遠くに行かなくても住み慣れた町で優れた舞台を楽しむことができ、待ち望んでいた人々を喜ばせた。
以来30数年の歳月を経て、社会の変化と働く者の意識の変化が、文化活動に多大な影響を及ぼし始め、
時代に対応できる会のあり方が求められている。

 

磐田演劇鑑賞会未来への取り組み

 あの時代、活動家という言葉があった。人間が好き・行動が好き、そして文化が好きという活動家がいた。
その人たちはあらゆるものに希望を持っていた。
今、時代は一変して、夢を失ってしまったかのような風景になってしまった。
そんな中でこの地域で演劇を見続けようとする時、もう一部の活動家には頼ることなど出来ない。
私たち会員一人一人が演劇の素晴らしさを周りに語りかけ、誘いかけて、維持していかなくてはいけない。
会員一人一人運営に責任をもち、単なる観客はいない。
こうした取り組みは今、演劇鑑賞会のある各地で実に豊かな活動を展開している。

 私たちが観ようとしている演劇は、ただ面白ければいいというものではない。
舞台から広い視野と歴史と社会を表現し、人間とは社会とはと問いてくる。
そしてそれを観ることによって、生きていく勇気を求めている。
演劇は生身の人間が演じる人間の生き様の芸術だ。
真正面から人々に語りかけてくる。

過去の作品(例えばシェクスピア)も、新たな人によって現代の視点を与えられ眼前に現れる、
さらに新たな作品が次々と生み出されてくる。舞台芸術は常に未来は豊饒なのだ。

 心あるあなた一緒にこの地を演劇がある、演劇芸術の見られる豊かな街にしませんか。
 
事務局にご連絡下さい。


第12回見付宿たのしい文化展」

2013年05月05日 | ハムレット

磐田市見付「第12回見付宿たのしい文化展」えんかん磐田参加する


今年も磐田市見付の文化展が4月20日(土)21日(日)両日にわたって開催された。
旧東海道の見付宿の通り沿いの店舗と、見付地内の寺社境内を使って
29会場76団体・個人の参加で賑やかに?開かれた。

さて文化展風景をお届けします。


まずは会場周辺を飾る一つに今之浦川に鯉のぼり風景です。


                            
 

 天神社裏のつつじ公園は満開です。

 

会場の、(割烹・大孫)内の展示場に飾り付けたところです。
同室には磐田新造形創造館のガラス・金属造形作品が展示販売されていて
華やいだムードも少しあって、ポスターを見てガラス細工へと云った流れです。


演鑑は今年は劇団青年座特集
若かりし西田敏行や竹中直人の舞台写真や、例会ポスター・色紙・機関誌などを展示しました。

「ワ―懐かしい」元会員の声です。

 今年はオブジェを作りました。
写真上の人形です。

高さ約2メートル、演劇の神様のつもり。
名前は「えんかん太郎」または(えんかん様)演劇の神の実態はぼくたちの中に存在するとか、
個人の要求が化学反応して演劇化するとか、もう一つ仲間を大切にするという意味もあるらしい。
 段ボール製ですが、例会に登場した俳優さんの姿を借りています。
秋口に遠州横須賀の文化展に第2体目を登場予定です。
このえんかん様をお参りすると、会員が増すとか、但しお賽銭がないとご利益ないそうですが、
およびすればお出ましいただけるとか聞いています。

 


 大孫の前に現れた磐田のユルキャラの「しっぺい」が高校生に連れられて登場、みんなに愛きょうふりまいて


 今年の特徴と成果と反省問題点
 文化展3回目の展示(昨年4月見付・昨年10月横須賀・今回見付)だった。
展示・各回とも劇団(仲代展・前進座展・青年座展)を絞ってきた。
またオブジェや写真引き延ばしなどで展示効果を考えた。
オブジェに男の子が歓声を上げた効果もあったが、演劇の紹介がポスターノミに興味のある人もいて、
ポスターに張り付けた説明を野暮とけなした人もいた。
こんなものあるよ程度でいいのか、元会員が「なつかしい」との声もあったが、総じて反応は鈍い。
説明担当者が少なく、終始会場に詰め切りは辛い部分があった。

 
 展示側としてもっと楽しむ必要があるようだ。
続けるとしたらスタッフ(運営委員及びサークル代表者等)の充実を図る必要がある。
会場に会員の姿がなく、会員にとってはよそ事だった。2日間の来場は200名。昨年春より少なかった。


悩めるハムレット通信第4号

2013年04月14日 | ハムレット

「ハムレット」運営サークル通信・№4

磐田演劇鑑賞会第198回例会 H25年5月28日(火)  劇団東演 「ハムレット」

悩めるハムレット通信第4号

第2回運営サークル会は、4月3日ワークピア磐田でハムレット役の南保大樹さんをお迎えして2時間、楽しいひとときを過ごしました。南保さんの自己紹介から始まって、役者としての成長過程、古典劇ハムレットに向けての思いなど興味深いお話を沢山聞くことができ、例会当日への期待が益々深まりました。今回は13サークル中、10サークル15人、他に10名以上の参加があり、にぎやかな会となりました。出席の10サークルからは、お誘いの目標報告がされましたので、欠席だった3サークルの方は、サークル内で話し合って早目に目標をお知らせください。

★第3回運営サークル会のお知らせ★

日 時:  4月26日(金) 昼 午後2時~、 夜 午後7時~

場 所:  磐田演劇鑑賞会事務所

 

内 容: ・自己紹介

     ・現状報告、今後の取り組みについて。

 

4月24日(水)までに、必ず出欠席を事務局まで連絡してください。

磐田演劇鑑賞会事務所  磐田市国府台9-13 SOUA2ビル 2階

Tel  :  0538-34-1021   Fax : 0538-36-7249

 

◎見付の文化展への協力できる方は事務局まで連絡ください。

  協力者・・・おおふじサークル 佐藤さん

 

 ★サークルカレンダー★

第4回運営サークル会    5月14日(火) 昼 PM2:00  ・夜PM7:00
                               
磐田演劇鑑賞会事務所

当日例会運営             5月28日(火)   「ハムレット」例会
                              
磐田市民文化会館

まとめの会                 5月31日(金)    PM7:00
                              
磐田演劇鑑賞会事務所