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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

神無月にかこまれるの?!

10月に入りました。世に言われる「神無月」です。!(^^)!

「神無月」は、その文字から、「神様が居なくなる月」と解されがちですが、
そうではなさそうで、神無月は、もともと「神の月」という意味だそうで、
古代では「の=な」で、神な月(かむなづき)だったと考えられています。
6月の水無月=水の月も同様のようです。(他にも諸説あります)。"(-""-)"

さて、なぜ神の月かというと、神聖な五穀を収穫し、神々にささげて感謝
する大事な季節だったから、だそうです。( ;∀;)

島根県・出雲地方では、古くから神無月を神在月(かみありづき)と呼んで
おり、これは、10月には全国の八百万の神々が出雲大社に集まり、諸事につ
いて神議り(かみはかり)することが、平安時代より伝わっています。(^^♪

へぇ~、この「神議り」、、、何を話されているのか、気になるところですが、
人が計り知ることのできない「神事」が話し合われると言われています。
来年の収穫や人の縁は神事なので、「どこどこの誰と誰を夫婦にしよう」と
いった相談も行われるのだとか。( ;∀;)

井上陽水さんの初期の頃の名曲「神無月にかこまれて」、、、

♬人恋しと泣けば十三夜、月は朧ろ、淡い色具合、
 雲は月を隠さぬように、優しく流れ、
 円い月には流れる雲が、ちぎれた雲がよく似合う♬

♬風が騒ぐ、今や冬隣り、逃げるように渡り鳥がゆく
 列についてゆけない者に、また来る春が
 あるかどうかは誰も知らない、ただ只管の風任せ♬

♬神無月に僕はかこまれて、口笛吹く、それは谺する
 青い夜の空気の中に、生きてるものは
 涙も見せず、笑いも忘れ、息をひそめて冬を待つ♬

神無月は分かりますが、では、なぜ僕は囲まれなければならないのか?
その答えは、、、分かりません。m(__)m

けれども、何か物哀しい、うら寂しいイメージが広がり、全体として、
「なるほど神無月か」と合点がいく、不思議な歌詞とメロディーです。(^^♪

思えば、その後の井上陽水さんの作風を暗示するような、萌芽がこの曲に
現れているような気がしますね。(@^^)/~~~

ストーリー性よりも、受け手の中で広がるイメージを重視した作風。

ミリオンセラー「氷の世界」の製作においても、「窓の外ではりんご売り」
と奇想天外な出だしで始まり、「画期的な色のテレビ」など、訳のわからない
歌詞を並べ立て、言いたかったのは「毎日、吹雪、吹雪、氷の世界」だけ
だった、と述懐されています。"(-""-)"

ここまで来ると、ほとんどピカソの絵のようなキュビズムの領域ですね。('◇')ゞ

「出雲路や神在祭議り事」 祖谷馬関

(注)神在祭は初冬の季語。陰暦十月、氏神、鎮守神はじめ全国の諸神が出雲に集まり、縁結び、諸事が神議される。出雲ではこの月を「神在月」と呼び、出雲大社や佐太神社では、十一月十一日から十七日まで神在祭が行われる。
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