沖縄・台湾友の会

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ドイツ連立与党のパートナーはメルケルの中国のめりこみを間接批判   中国は欧州の基本的価値観たる「人権」と「法治」を無視している

2020-08-03 19:13:29 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和2年(2020)8月3日(月曜日)
       通巻第6608号
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 ドイツ連立与党のパートナーはメルケルの中国のめりこみを間接批判
  中国は欧州の基本的価値観たる「人権」と「法治」を無視している
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 ドイツのミカエル・ロス欧州担当大臣は、メルケル首相とは微妙に立場が異なり、はっきりと中国への警戒、無造作なファーウェイ受け入れに警告を発した。
 「専制的独裁政治は一党独裁であり、人権を軽視する露骨な政策が香港において行われた」と、ロスはドイツ最大の有力メディアである『シュピーゲル』に寄稿した。

 メルケル首相は北京に通うことに熱心で、フォルクスワーゲン救済のために、中国工商銀行から融資を受けたりしつつも、欧州議会の手前、「人権」批判は取って付けたようにリップサービスだけ。強硬な制裁措置をとる構えさえない。それでいてトランプ批判はどの国よりも凄い。

 ロス大臣は社会民主党所属で、メルケル与党との連立を組む。
この社民党が重点を置くのは「人権」「法治」であり、「中国の政策は香港への強圧的措置に見られるように人権を無視した、基本的な価値に基づかないものであり、われわれ欧州が伝統的にみなしてきた基本的価値観とはまったく違う」

そのうえで、「欧州は団結して行動を取るべきだ」として、中国の圧力に根負けして批判色を緩めたギリシア、ハンガリーを名指ししないまで批判した。

 欧州全体でコロナにより犠牲者が20万人を突破した現実的な悪影響が目の前にあり、欧州でも反中国感情が強く表面化している。英国とフランスはファーウェイの5Gシステムの導入を正式に中止した。
 武漢コロナ=中国というイメージは欧州全体に拡大している。

 中国は欧州全体の批判を懼れ、「分割統治」、すなわち各個撃破の外交を展開してきた。
『戦狼外交』は現在の中国政権の基本にあって、逆に言えば中国高官の誰もが強硬姿勢を貫かなければ権力闘争の負け犬に転落することを怖れているからでもある。

【言いたい放談】軍縮を進めるドイツ、メルケルは共産主義革命を成就できるか?[R2/7/30]

2020-08-03 19:10:46 | 日記
【言いたい放談】軍縮を進めるドイツ、メルケルは共産主義革命を成就できるか?[R2/7/30]


https://youtu.be/0jDvHvL4HCQ



今回は、軍縮を進めるドイツの先行きについて、メルケル首相の支持率や政治思想も含めて話し合っていきます。

台湾人の心情には無関心――「朝日新聞」の何が何でもの日本批判

2020-08-03 19:09:46 | 日記
「台湾の声」台湾人の心情には無関心――「朝日新聞」の何が何でもの日本批判

 千生会会員  鴨川高雄

令和2年8月1日付、朝日新聞の「天声人語」は、李登輝総統のことを取り上げています。

そのなかで、李登輝総統が曽文恵夫人を「ふみえさん」と呼ぶことを「日本語をすり込まれた歳月の長さを思わせて、やはり寂しい」としています。

李登輝総統の日本と日本語への思いとは全くかけ離れたものですが、執筆者個人の感想というのであれば、百歩譲ってその意見は尊重したいと思います。

しかし執筆者が本心として、そのような思いを抱いているのならば、なぜ「曽文恵」というお名前に「ツォンウエンホイ」という、中国語のルビをふるのでしょうか?(「李登輝」にも「リートンホイ」という中国語のルビをふっています)。

中国語が国民党政権によって、台湾人に押し付けられた言語であることを知らないわけはないでしょう(文中には「母語である台湾語」と書かれています)。

「『中国語』をすり込まれた歳月の長さを思わせて、やはり寂しい」とは思わないのでしょうか? 台湾語で「ツァンブンフイ」とルビをふるのは、そんなにもタブー視されことなのでしょうか?

執筆者が本当に「寂しい」という感情を抱いているのであれば、中国語のルビをふるわけがありません。また校閲記者がルビをふったのだとしても、それでは文章に齟齬が生まれてしまいます。執筆者は書くことを商売とし、誇りをもって書いている(はず)なのだから、そんな「暴挙」を許すはずがないでしょう。

故に「日本だから悪いのである」と、執筆者は考えているとしか思えないのです。


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台湾の声