沖縄・台湾友の会

《台湾に興味のある方》《台湾を愛する方》《不治の病・台湾病を患ってしまった方》皆んなで色々語り合いたいものです。

ウクライナの外国人特訓将校等が50名死亡?    外国人傭兵はすでに3500名が死亡したという

2024-07-27 23:31:05 | 日記
 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和六年(2024年)7月28日(日曜日)
     通巻第8346号   
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 ウクライナの外国人特訓将校等が50名死亡?
   外国人傭兵はすでに3500名が死亡したという
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 7月下旬のハリコフ。ロシアのミサイルによって外国人の特訓要員が50名死亡したとの未確認情報がある。1月にもハリコフの特訓所が攻撃され、外国人インストラクターが死亡した。多くがフランス人女性兵士だという(真偽のほどは不明)。
ロシアの媒体が報じているがフランスのメディアは五輪報道に熱中している。
共にプロパガンダの色彩が濃いので、たとえば上記報道だとフランス当局の発表をまつしかないだろう。マクロン大統領がNATOの反対を押し切って特訓要員を派遣したことは事実である。

 またロシアのドローン攻撃ではドンバスの秘密の武器倉庫が破壊され、ハイマースなど最新兵器が破壊されたという。

 他方、ロシアの外国人傭兵はネパールからの契約傭兵が確認されており、違法な斡旋業者が存在する。月給が2000ドル(30万円強い)と謳われており、一説に一万五千人のネパール兵が応募、ネパール政府はこの派遣を違法としており、合計200名がロシア傭兵にリクルートされ、すでに12名が死亡したことを確認した。

グルカ兵の伝統を誇るネパールにとって兵士派遣は大きなビジネスであることには違いなく、国連常備兵力の千人はグルカである。カトマンズの飛行場の大看板は「世界の平和を守るネパールの兵士達」である。

 ウクライナに志願した日本人が死亡したが氏名は発表されていない。ほかに元暴力団員が志願して基地の門番をしているというニュースもあるが、実態はまったく不明。他方、ロシアに志願した元自衛隊員(29歳)の戦死は先頃確認された。

ネタニヤフ訪米に民主党議員50名が肘鉄   米国でイスラエル支持が急速に退潮した現実

2024-07-27 23:27:39 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和六年(2024年)7月27日(土曜日)
     通巻第8345号   
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 ネタニヤフ訪米に民主党議員50名が肘鉄
  米国でイスラエル支持が急速に退潮した現実
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 7月24日、イスラエルのネタニヤフ首相は米議会で演説した。
ボイコットした議員、立って拍手しない議員が目立った。ネタニヤフは、パレスチナ自治区ガザでの軍事作戦の継続へ強い意欲を示し、ハマスとは停戦交渉より軍事的な「完全勝利」をめざすとした。

賛意は得られず、これまでのような米国の基礎的な支持がはっきりと失われている現実をネタニヤフは感得したのではないか。民主党の50人以上が欠席したばかりか、国会議事堂周辺ではネタニヤフ氏批判、抗議デモが展開された。訪米成果は上がらなかった。

 しかし議会の表層の動きではなく、このイスラエルへの抗議、ネタニヤフ弾劾運動などの背後には、単純にガザ住民がかわいそうだというヒューマニズムではなく、おおきな左翼の陰謀が隠されている。
 イスラエルを餌に、左翼は影響力の拡大と組織の伸張を狙っている。世論分裂は、彼らの望むところなのである。

 欧州でもブラッセルにつどうEUの左翼エリートの主知主義的な諸政策に対して、うねりのような反発が強まり、保守政党が躍進した。デアライアン委員長はかろうじて再選されたが、急進的左翼路線の継続はかなり難しくなった。しかし欧州左翼も、保守派の影響力が強まると暴動や策略が仕掛けられるだろう。

左翼メディアは自分たちが「善玉」であり、保守派は「民主主義を終わらせる。ファシズムに繋がる馬鹿」と本気で信じている。したがって保守派に対し、今後も陰謀、暴力、妨害行為を正当化する特徴がある。フランス五輪妨害の鉄道テロは始まりに過ぎない。

欧米のテロ専門家の分析ではSNSを駆使し、突発的な暴動を組織する戦術を行使するだろうとみる。
「シカゴやサンフランシスコなどの都市で起きたようにモブによる暴動は突発的であり、被災した企業は撤退を余儀なくされ、当該地域経済は荒廃し、何万人もの人々が食料品や小売商品に近づけなくなる。ここに組織的な略奪や暴動が起きると、危機的状況がさらに進化する」。
欧米に暴動多発の危機がやってきた。

在米パキスタン人はトランプに   これまでは民主党支持だった。LGBTQは許せない

2024-07-27 23:26:54 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和六年(2024年)7月26日(金曜日)
     通巻第8344号   
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 在米パキスタン人はトランプに
  これまでは民主党支持だった。LGBTQは許せない
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 バージニア州リッチモンドに一週間ほど滞在したことがある。タクシーはパキスタン人が多かった。幾人かと会話してかれらは移民にやさしく少数民族に福祉予算を組む民主党支持者が多かった。
 バージニア北部にはパキスタン人を主体のイスラム教人口が多く、35万人の有権者がいる。従来、かれらは民主党に投票した。「こんどはトランプだ。LGBTQを唱える政党が政権につくのはおかしい。これまでは棄権してきた女性も投票に行く」(パキスタンの有力紙『ドーン』、7月25日)。

 NYのタクシーは人種の坩堝と、ときおりの世界政治情勢がみごとに反映し、一時は韓国からの出稼ぎが多かった。いつしかNYにやってきたばかりのユーゴスラビア人、道を知らないのでこちらが教えるのである。NYの仕組みはタクシー営業ライセンスを貸すからで、これはレストランのリカー免許と同じである。

 リッチモンドは加州ロスアンジェルスから二時間の高原にある大学都市、ここにはベトナムのほか、アフガニスタン料理があった。ロスのリトル東京は、いつしかコリアンタウンとなって日系人は郊外へ散った。在米の日本人はかたまった地域にはいなくなった。
 出身地で固まる特色があるのは中国人、韓国人、そしてイスラムのパキスタン人、ヒンズーのインド人などである。

 2024年大統領選挙では、これら少数民族の投票動向が重要なファクターとなる。これまでは黒人、ヒスパニックなどと簡単な仕分けで選挙予測を立てたが、不法移民とLGBTQ問題で、大きな潮流の変化が起きている。