沖縄・台湾友の会

《台湾に興味のある方》《台湾を愛する方》《不治の病・台湾病を患ってしまった方》皆んなで色々語り合いたいものです。

ルカシェンコ当選に祝電を送ったのはロシア、中国、そしてカザフスタンだった   ベラルーシ野党、EU、「大統領選挙の早急なやり直し」を要求

2020-08-20 23:29:53 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和2年(2020)8月19日(水曜日)
       通巻第6624号
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 ルカシェンコ当選に祝電を送ったのはロシア、中国、そしてカザフスタンだった
  ベラルーシ野党、EU、「大統領選挙の早急なやり直し」を要求
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 野党の有力候補三人を逮捕し、選挙管理委員会に一般国民は参加できず、申し込んでも「もういっぱいです」と言われ、せめて開票の立会人、観察要員を申請しても、すでに決まっているとの返答だった。
最初からルカシェンコと書いた投票用紙が用意されていた。

 それでも投票に行った国民が多かったのは西側メディアの出口調査に期待したのだ。ロシアの『プラウダ』ですら書いた。
 「選挙はルカシェンコの敗北だった」と。
 ところが、開票結果はルカシェンコが80%、野党のスベトラナ・チハルフスカヤは9・9%だった。(逆だろ)。

 「そんな莫迦な」。激昂したベラルーシ市民は街頭に飛び出した。催涙ガス、放水、ゴム弾。そして特殊部隊がデモ隊弾圧に動いた。
 16日にも、首都ミンスクで十万人があつまってルカシェンコ六選に不満をのべた。「ルカシェンコはすぐにやめろ」「不正投票だ」「彼が当選するはずがない」。
 18日もミンスクの中央公園に数万があつまって「票の再集計」などを求めた。この集会ではメディア数人が拘束された。
 選挙終了から十日になるが、騒ぎは収まるばかりか拡大の一途である。

 国有企業トラクター工場では視察にきたルカシェンコに「やめろ」と罵声が飛んだ。国有のテレビ、ラジオ放送局からもデモの参加者が目立ち、おどろくべし!「オーメン」(OMON)の部隊員が制服を脱いでデモに加わった。
 国有企業の幾つかではストライキに入った。こうなると未曽有の事態である。
 東欧でも連帯集会がワルシャワとプラハなどで開催され、またEUは首脳同士の電話海外、プーチンも頻繁に電話外交を展開している。ドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領もプーチンと電話会談。プーチンは「ベラルーシの内政に干渉は許されない」と不満を述べたが、EU首脳らは早急の選挙やり直しを求めた。
 トランプ大統領も記者団に「適当な時期にプーチンと話し合う。ベラルーシには民主主義が足りないようだ」と語った。

 ルカシェンコ体制を守る特殊部隊「オーメン」は黒づくめに覆面、特殊エリート部隊で嘗てはソ連のOMONがバルト三国に軍事介入したことでも有名だろう。警官も制服を脱いで市民側に駆けつける者がいるという。
 ルカシェンコは選挙やり直しではなく、新憲法採択を待って身を引くと発言した。時間稼ぎである。

 ベラルーシ国内は、すでに33都市にデモが拡大し、死者二名、負傷数百。逮捕者3000名余。収容所は満員となっている。女性らは白い服に、白い花を掲げて、集会を開催し、この騒擾は収まる気配がない。


 ▼ルカシェンコ体制の終わりが見えた

 NATO軍はリトアニア国境付近に展開され、国境は閉ざされた。ベラルーシ軍は、西部国境に展開しており、軍隊がにらみ合っている。先日もトランプは、駐独アメリカ軍を削減するとしたが、そのうちの千名をリトアニアへ移動させている。

 ならば軍のクーデタは起こるか?
 ルカシェンコの独裁体制はベラルーシ版のKGBと「シロビキ」でもっている。この二つの権力構造を破壊しない限り、体制転覆は難しいとされる。

 1991年のゴルビー監禁クーデタは失敗し、かえってソ連の崩壊を早めた。
2016年のトルコのクーデタも失敗に終わり、アンチ・エルドアン勢力およそ十万人が軍隊、行政機構、教職員からパージされた。クーデタの動きをひそかにエルドアンに知らせたのはロシアの諜報機関だった。

ベラルーシにおいても、軍の少壮幹部らはクーデタによる政権強化には消極的で、求心力が失われつつある。同時に軍はロシアの介入をもっとも嫌う傾向がある。

 ルカシェンコ当選に祝電を送ったのはロシア、中国、そしてカザフスタンだった。
 エストニアに逃れたチハルフスカヤは「政治犯全員の即時釈放」と「大統領選挙のやり直し」をもとめるとSNSで表明した。
 ほかの野党とEUは、「大統領選挙の早急なやり直し」を要求している。まだまだ解決のめどは立っていない。


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2020-08-20 23:29:10 | 日記
「台湾の声」【台湾で商品販売したい人必見】 小学生でもわかる台湾EC簡単しらべ!


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台湾の声

【北戴河会議】中国共産党上層部で内部闘争激化か?

2020-08-20 23:28:40 | 日記
「台湾の声」【北戴河会議】中国共産党上層部で内部闘争激化か?

8月1日に始まり8月7日に終了したとも言われた北戴河会議が、党上層部で議論が沸騰しているためまだ終わっていないようだとの消息が伝わってきている。習近平が反対派に囲まれ四面楚歌になっているという。北戴河会議は毎年、約2週間の日程で行われてきた。
 今年は指導者らの姿が見えなくなったころ、8月8日に栗戦書(りつ・せんしょ)が全人代常務委員会を主催し、香港立法会の選挙を1年間の延期にすることを決定した。さらにその後8月11日、習近平が飲食の浪費を禁止する指示を出すが、この時に習近平は姿を現していない。8月15日に予定されていた米中貿易交渉は未開催のままだが、交渉が遅れているのは北戴河会議がまだ行われているからだという。


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台湾の声

民主党大会直前のCNN調査。トランプが明瞭に巻き返した   バイデンとの差が14%から4%に劇的に縮小(CNN)

2020-08-20 23:25:41 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和2年(2020)8月18日(火曜日)弐
       通巻第6623号
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 民主党大会直前のCNN調査。トランプが明瞭に巻き返した
  バイデンとの差が14%から4%に劇的に縮小(CNN)
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 あの「トランプ叩き」で悪名高きCNNの世論照査が8月17日に発表された。
トランプとバイデンの差が4%に縮小していたことがわかった。六月の同調査は14%の開きがあった。通常、5%から6%程度の差は誤差の範囲だが、14%もの開きではさすがにトランプ選対に赤信号がともった。

 そのうえバイデン陣営はハリス上院議員を副大統領候補に指名し、左翼メディアは「素晴らしい選択」と褒めあげた。したがって支持率はもっと上がる筈だった。
 ハリス女史は父親がジャマイカ、母親がインド人。このためインデでは多くのメディアが騒いだ。

バイデンがハリス上院議員を選んだ理由は(1)女性(2)非白人(3)マイノリティ出身という三代原則によるもので、彼女の政治的資質も政治的哲学、思想、政策履歴もなにも問わなかった。

ここでリアルを有権者がみることになった。
アルツハイマーのバイデンは途中で降りることになる。大統領という激務にも耐えられないが、自宅の地下室からテレビを通じてだけの選挙戦。失言を怖れて録画する。

18日から始まる党大会にも出席せず、テレビ会議方式になる。ということは、もちバイデンが当選しても、四年も大統領職を続けることは考えにくいから、途中からハリスが、大統領になる可能性が高まる。
それが不安を?きたてることになったのではないか。

 とはいえ、ミズーリ、ウィスコンシン、フロリダ州などで、共和党と民主党はデッドヒートを繰り広げており、とりわけ中西部農業州とラストベルト地域で、トランプはひとつでも落とせば、再選に距離ができる。

もとより西海岸とハワイ、ならびに進歩派とリベラルが圧倒的な東海岸の北東部は共和党が弱く、NY州、ワシントンDC、ハワイもバイデンに行くだろう。

 このあとの決戦はテレビ討論になる。
惚け老人のようなバイデンと、かたやエネルギッシュなトランプの舌戦が展開されると、一般的印象としても、パワフルな候補者が有利である。
そこで民主党支援のアジビラ的なNYタイムズが、このテレビ討論会を中止しようと言い出したのだ。  

イスラエルとUAE国交、続く中東諸国はすでに数ヶ国が視野に   カタール、バーレン、オマーン、そしてサウジアラビアさえも前向き

2020-08-20 23:24:50 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和2年(2020)8月18日(火曜日)
       通巻第6622号  <前日発行>
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 イスラエルとUAE国交、続く中東諸国はすでに数ヶ国が視野に
  カタール、バーレン、オマーン、そしてサウジアラビアさえも前向き
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 UEAとイスラエルが国交を開き、中東政治に突破口が開かれたと西側メディアは積極的に評価した。
 UEAに続きそうなアラブ諸国の筆頭はドバイとバーレンである。水面下の接触どころか外務担当の高官らの相互訪問も繰り返されている。

 ついでカタールだ。アルジャジーラ放送局のような、ややリベラルなメディアを誇るカタールは、国際的な平衡感覚があり、イスラエルとの関係改善に前向きと観測されている。

 オマーンもイランを目の前にホルムズ海峡を扼し、イランの動きを慎重にみながらも、積極的な外交チャンネルを拡げてきた。タイミングを見計らっているかのようである。
このような鵺的な行動を取るのは、国内要因、政治家の資質もさりながら、イランとの関係からくる打算である。

 モロッコはユダヤ人コミュニテイィもあって、セファルディの移民はモロッコからボロ船で地中海を横断してイスラエルに移住した。モロッコはポンペオ国務長官が仲立ちして、第三国でイスラエルとの交渉を進めているという噂がある。

 阻害要因は汎アラブ人に共通するユダヤ人嫌い、イエーメンはイラン系「フウシ」の武装集団が「イスラエルに死を!」と叫んでいる。レバノン、シリアはシリアの代理兵が蠢き、イスラエルとの国交回復など当面はあり得ないし、アルジェリア、スーダン、リビア、イラクなどもイスラエルを敵視する頑固な姿勢に変わりがない。
ただしチュニジアを例外として、いずれも国も内戦もしくは部族紛争が続いており、国内事情で、それどころではないというのが実情だ。

こうなるとサウジアラビアがどうするのか。
じつはイランとの敵対という基本構造があり、アラブの団結の必要があるため、最期に名乗りを上げるだろう、と観測されている。

リヤドはじっとアラブ国家の動静をみているのだ。いま一つはトランプ政権との関係もすこぶる良好で、足繁く大統領女婿のクシュナーがサウジアラビアを訪問している議題のなかには、イスラエルとの関係改善が討議されている
近くUEAに続く国がでる。