初作は細かい事に拘らずエイヤで作ったのにまずまずの出来だったので、調子にのってもう少し良い性能を目指し丁寧に作ったのに、SWRか1.5以上となり失敗した。
垂直偏波としている。上側のVと下側のΛの給電ポイントの間隔を極端に狭くしたのが原因かなぁ·····。くっついているように見えるが2mm以下にしてみた。
バラバラにならないよう、ギボシ部分を除いてエポキシ接着剤で固めた。
エレメントはギボシ式にして携帯に便利なようにした。エレメントの太さは2mm。
セットした状態 各々のエレメント角度は標準の90°とした。
ハンディ機に繋いだ状態
これでSWRを測定してみたら、144MHzは144~146まで1.7
430MHzは430.06で1.95、433.06で1.65、439.00で1.15(良かったのはこれだけ)
エレメント長は50.9cmにしていたので、長過ぎたかと思い6mm程度カットしたが、
若干の改善はみられるものの、劇的に良くならない。。
もともと広帯域特性のアンテナだから、多少長くても問題ないと思ったのに、なんか話が違う。
せっかくエポキシ接着剤で固めて完成させたのにノミではつり、ガッカリしながら分解。
試しに給電ポイントを5mm程度あけて再測定したら、
144.020で1.6、145.020で1.55、145.980で1.55
430.020で1.9、433.020で1.5、436.620で1.3、439.900で1.5。
全体的に少し良くなったので、給電ポイントの間隔が狭過ぎたのかも知れない。
狭くすると帯域が広くなるという情報があったが、その前にSWRが悪化したのでは話にならないな。
給電ポイントを再固定する時は、もう少し間隔を開けてみようと思うが、他にも原因はないか熟考していても思い浮かばない。(*_*)
参ったなぁ·····。
【9/16追加】
なんとか改善出来た。
給電ポイントの間隔を8~10mmにして、今回はエボキシはやめてホットグルーで固定。
エボキシをハツって分かったのが、ギボシ部分には塗らなかったと思っていたのに、浸透してギボシ挿入部分の奥にまで入って固まってしまい、エレメントを差し込んでも長さが各エレメント毎に若干違っていた。
それと、給電ポイントのV部分とΛ部分の基盤の半田付け部分の長さが若干違っていたのも発見した。
それらを修正して、給電ポイントを再固定。
測定の結果。
144.020で1.5、145.020て1.55、145.980で1.6。
430.020で1.75、433.020で1.5、436.000で1.5、439.000で1.4。
まだ高めだ。
ここでふとひらめいた。アンテナを固定せず、クルッと回しながら測定してみようか。
ハンディ機をVX-1に取り替えて測定した。
144.020で最低が1.25、145.020で最低が1.3、145.980で最低が1.32位。
430.020で最低が1.2、433.020で最低が1.2、436.000で最低が1.05位、439.000で最低が1.1。
うーん?!こういう感じの測定で良いのか?
V/Uは周囲に金属物があれば変化が激しくHFよりも顕著だったかな。最近V/Uの工作をしていないので忘れてしまった。
もしかしたら、給電ポイントの間隔が狭いままでもエレメントの長さを揃えるだけでロケーションを変えてクルッと回せば使えていたかも、
ま、今回の改良で使える事が分かったので、もう少しデコレーションして見た目を良くする予定。
。
それにしてもロケーションでこんなに違いが出るとは····。忘れ去った知識にかなりショック。
給電ポイントの間隔が初作は10mmくらいだったのを2mm以下にした。
エレメントの太さは3mmから2mmにした。
同軸は二重シールドのRG58A/Uの45cmから3D2Vの1.5mになった。
もしかしたら同相電流?コモンモード?
パッチンコアでも挟んでみようか。
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