JASAファームでの出来事

(社)日本動物支援協会(JASA)=Japan Animal support Association=

10月19日尚絅学園大学 尚志祭2013

2013-10-21 | 「子ども・被災地支援プロジェクト」
普段体験することのできないポニーの乗馬を通して一つでも学んだり、乗れた、触れたという嬉しさなどが自信につながったり、このことで子どもたちが笑顔になり、それを見ている親も笑顔になる空間を作りたい。

尚絅学院大学ボランティアサークルANDが企画し、実施された学園祭での「ポニー広場」は、このような目的で行われました。
震災の年から実施され、今年で3年目です。

第一回目、震災の年の目的は…


1、子どもたち、地域の方に、馬とふれあってもらい、その一瞬でも嫌なことを忘れ、安らぎの場として、おもいっきり楽しんでもらう。

2、ポニーふれあい広場のにぎわいで尚志祭を盛り上げる。

3、学生や職員の人にも馬に乗ってもらい、乗馬の楽しさを知ってもらう。



でした。

そして、この企画を立てたきっかけは、

「今回の震災を受けて、子どももおとなも心に何かしらを抱え、特に子どもは状況もよくわからないままで、でもどこかおとなや周りの雰囲気をさっし、おもいっきり遊びたくてもなんとなく、遠慮しているように感じられた。また、おとなも子どもも何かに集中しておもいっきり、楽しんだりすることが少なくなっている気がした。そこで、私たちのやっているボランティアのポニーのふれあい活動をいかし、なにかやれないかと考えた」

からだそうです。

子ども学科や人間心理学科で学び、保育士や学校の先生を目指す学生が中心のボランティアサークルANDらしさが出ています。

手作りのポニー広場は大好評で「またポニー広場をやって欲しい」という声が多く、昨年、そして今年も開催されました。

第3回ポニー広場
今年も学生たちの手作り感たっぷり。
企画も準備も運営も、学生がやります。頑張りました。





ノーマンに子どもと笑顔を乗せて…


パトラン休憩中・・・


1年生から4年生まで、総出です。


ポニーが来るのを、こんなにも待っていてくれる人がいるなんて…


みんな頑張ったね。

保護者の方へもおもてなし・・・「ポニーの魅力について」話しているのでしょうか。


お小遣いを握りしめ、今年も来てくれた女の子たち。
少し大きくなったね。
また会えたね。

そんな出会いが嬉しいです。
「ポニー広場」が、そんな場所になるといいですね。






ボランティアサークルANDのメンバーは、JASAファームの活動を支えてくれています。
団体の受け入れやポニーとともにの時に、お手伝いに来てくれます。

ただ、それを「お手伝い」や「ボランティア」にとどまらず、お互いにとっていい刺激、良い影響を与え合い、学びあえる関係でいるべきだと思い、伝えています。

保育士を目指している彼らにとって、子どもと関われる場所は、大切な実習の場でもあります。
JASAファームという仕事の“現場”に関わることは、社会を経験する場でもあります。

保育士や先生になる前に、まずはきちんとした「いち社会人」でなければなりません。
専門的な技術や知識ではなく、社会に出る前に知っておいた方が良い、知らなければならないことがたくさんあります。

そういう事を学べる場、教えてくれる人がいるところとしてファームを利用してくれたら…いつもそう話しています。
社会に出る前の準備をお手伝いできるように、ファームスタッフも意識しています。


そういう意味で、JASAファームではボランティアをしてくれる学生たちを「インターン」と呼んでいます。


もちろん、彼らがファームに関わってくれることで、我々も助かります。
子どもが好き!な彼らが、ポニーと子どもの間に入ってくれることで、その空間がパッと明るくなります。
元気になります。
人手が多くいることで、子ども達の安全を守ることができます。それはすなわち、楽しめるという事でもあります。

彼らがいることで、今の子ども達が、楽しめ、学べます。
これからの子ども達のために、彼らに経験を積ませます。教えます。



思いやりを育む未来への事業

それは、彼らのような世代、ボランティリーダーの育成でもあり、JASAの活動のひとつでもあると考えます。

あたろう