だらずだらじゃず・本音ジャズ

№3 ドラム交替で極楽浄土?奈落の地獄?《ロバート・(ボビー)・ワトソン(as)》

曲も同じで、ラムが交替しただけで・・・
録音エンジニアがR.ァン・ゲルダーだと・・・
ワトソンが極楽浄土か??or奈落の獄か・・・??
③『ジュエル』(83)
《Jewel/Robert Watson(as)》
ロバート・(ボビー)・ワトソン(as,ss)、マリュグルー・ミラー(p)、
スティーヴ・ネルソン(vib)、カーティス・ランディー(b)、
マーヴィン・スミッティ・スミス(ds)、ドム・ウムロマオ(cong)。
YouTubリンク》
①『Beatitudes(83)』と同年録音でピアノ・ベースは同じでドラムが替。
6曲の内4曲は同じで、音質・フレーズも①と変わらない。
だが、大きな違いが2つ。
 
1つ目は、非常に録音が悪いこと。
スウェーデン「アミーゴ」レーベルのN.Y.録音。
ドラムが「ジャンジャン・バタバタ」と喧しく、音が団子状態。
まるで、音としか言いようが無い。
 
録音が酷いとワトソンの音質が非常に粗く、粗雑な演奏に聴こえる。
アルト、ピアノ、コンガのトリオは、騒音ドラムが抜け引き締まりgood。
スピード感溢れ、切れのイイ、アルトのフレーズが攻める。
 
①のレーベルは「New Note Record」、初めて知った。
録音は名手R.ヴァン・ゲルダー、各楽器の独立感&々しい音は最高。
ワトソンの音は切れ良く・研ぎまされ・スピード感で胸がスカッとする。

2つ目の違いは、ドラムの違い。
ドラムだけのメンバ替でスリル&テンションが激減した。
この③はとにかく喧しく、①のK.ワシントンのメリハリ感はダンチに巧い。
ドラム&アルトのインタープレイ、強烈なアクセントのリムショット。
ワシントンならではのセンスとテクで一撃殺。
ドラムの交替で、この③は盤となった。としか言いようが無い。
 

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