だらずだらじゃず・本音ジャズ

№3 歳をとって丸くなる《ウオレス・ルーニー(tp)》

50歳代後半、30年間は何を変えたか?!
ウオーム・トーンに大変身。
変わらんのはマイルス・ドキ・フレーズ。
続は力なり。」・・・・・立派なもんだ。
③《A Place In Time/Wallace Roney(tp)》(2016)
ウオレス・ルーニー(tp)、ゲイリー・バーツ(as)、ベイ・ソルモン(ts)、
パトリス・ラッシェン(p)、バスター・ウイリアムス(b)、レニー・ホワイト(ds)。

これは2016年、近年の録音。何十年振りに新譜を買った。
アルバム①から約30年も経っているが、マイルス・モドキから脱却したか?
やや脱皮したような、ってな感じ。オーム感タッツプリで、とにかく柔か
い。
だが、フレーズは変わらずマイルス・ドキさん。
モードの音の選択、間のとり方はソックリそのまま。
30年間も続ければ、もはやソックリさんでは無い。「続は力なり」だ。

アルバム①、②のサウンド・イメージはウエイン・ショーター(ts)が
創りだす界サウンドそのまま。この③も同じ。
霧と闇に包まれた不気味な、まるで『ネフェルティティ』のパクリ。

A面全てがミディアムテンポで、強いアタック音を出す奴は居ない。
ラ~~、ダラ~~」と、暗闇・魔界感を臭わせる。
本来、緊張感を出したいだろうが、面白みも緊張感も無い。
 
そんな中で目立つのはB#2の1曲だけ。
『ネフェルティティ』から開放された聴き応えのある曲だ。


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