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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 キャリア組!リーダ・デビュー《ジジ・グライス(as)》

♪~♪ ご訪問ありがとうございます。
  ジャズサックス「ジジ・グライス」のレコード紹介です。♪~♪
 
28歳の若さ、リーダ・デビュー作!
音楽エリート・キャリア組、腕の見せどころ!
癖のない・麗な音色、リッチ派 or モンク派?
一句
  “ キャリア組 無き音で 癖の曲 ”
①『ニカス・テンポ』(55) 
《Nica's Tempo/Gigi Gryce》
ジジ・グライス(as)、A:ホーン8人、ホレス・シルヴァー(p)、
オスカー・ペティフォード(b)、ケニー・クラーク(ds)。
B:セロニアス・モンク(p)、パーシー・ヒース(b)、
アート・ブレイキー(ds)。

A面はビッグ・コンボ、B面はカルテット編成。
リーダ作だから、ちょっと変り種を狙ったか。

ボストン音楽院で作・編曲を学び奨学金でパリ留学。
まぁ~音楽エリート・キャリア組だから、やることが違う。

A面だけでもアレンジの腕を見せたかった。
28歳の若さでリーダ・デビューだから無理も無い。
非常にオーソドックスなアレンジで、
ソリストのバックでムースに重厚なサウンドが流れる。

グライスの音質はがあり、アクも癖もない。
アルトらしいアルトの音ともいえる。
輝く綺麗な音色はリッチでハイセンスなジャズが楽しめる。

レコードを引っ繰り返しB面は、一変し別世界が拡がる。
T.ンクとA.ブレイキーの登場である。

モンクのオリジナルB#1「Shuffle Boil」で始る。
ひょうきん」なテーマ、アルトの音は上ずった滑稽な音。
アドリヴだって「ひょうきん」なフレーズ。
 
癖のない綺麗な音質が「ひょうきん」フレーズにアンマッチ。
安定した演奏だが、テンション&スリル感が落している。
グライスの音は、A面のオーソドックスVer.向きのようだ。
 一句
  “ キャリア組 癖無き音で の曲 ”
 
♪~♪ 「ひょうきん」なテーマ、上ずった稽なアルトの音をお楽しみ下さい。

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