№1 叩く鍵盤！追い詰めて《スタンリー・タレンタイン(ts)》

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　ジャズサックス「スタンリー・タレンタイン」のレコード紹介です。♪～♪

タレン“タイン”でない、“ティン”の初リーダ作！

「しゃっくり」のように、しゃくるコブシ！

太いテナーのブルース臭、歌心豊かに！

一句

　“　相棒の　叩く鍵盤　追い詰める　”

①『ルック・アウト』(60)
《Look Out!/Stanley Turrentine》
スタンリー・タレンタイン(ts)、ホレス・パーラン(p)、

ジョージ・タッカー(b)、アル・ヘアウッド(ds)。

少し早歩きのベースランニングに乗る。

臭くはないブルースの香り、太いテナーが歌心豊かに。
 

時にエキサイトに、高域の音を「しゃっくり」のようにしゃくる。

そして、得意の「こぶし」で旨味を出す。
「こてこて」にはならないブルースフィーリング。
そんなタレンタインが本流ジャズを楽しませる。

パーランのピアノが独特のスパイスをばら撒く。
鍵盤を金槌で叩く、そんな音の塊りが・・。
この強烈なインパクトがファンキーに仕立てる。
そんなグルーヴなジャズをタイトル曲で味わって頂きたい。

　一句

　“　相棒の　叩く鍵盤　追い詰める　”

当①はタレンタインの初リーダ作。
ちなみにタレン“タイン”の呼びは、違うようだ。
本人曰く、タレン“ティン”らしい。
又、スタン「レー」とは絶対読まないという。

 

♪～♪ 　煙臭いテナー、鍵盤を叩きあげる音の面白みをお楽しみください。