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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№2 180度、ベクトル回転《チック・コリア(p)》

♪~ご訪問ありがとうございます。
  ジャズピアノ「チック・コリア」のレコード紹介です。~♪
 
従来のピアノトリオを、180度ベクトル回転。
知的でぎ澄まされた、美しい音が飛び交い。
ストレートアヘッドに、力さで切り込む。
 
一句
 “冷酷に えぐるさ ピアノ発つ”


②『ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス』(68)
《Now He Sings,Now He Sobs/Chick Corea》
チック・コリア(p)、ロイ・ヘインズ(ds)、ミロスラフ・ヴィトス(b)。
 

《Roy Haynes(ds) Blog紹介》

膨大な数のアルバムをリリースしているコリア。
そんな中で、このレコードが一番好きなアルバムです。

どこにでも有りそうなピアノトリオのようで。
全く違う、たなトリオだ。
楽しく聴く・スウィングし・乗れるトリオ。
ざっくり言えばピアノトリオって、そんなのばかりだった。

B.エヴァンスの静寂のプレイとも異なる。
コリアはぎ澄まされた美しい音が飛び交う。
知的でエリート臭を振り撒くようにも聴こえる。
だが、トレートアヘッドな力強さがある。

「スカ~ン」シャープな音が鋭く立ち上がる。
だからか、美しさ&スリルが酷に迫ってくる。
プエルトリコの血が流れてるからか。
楽天的で愉快なメロディーがあったりもする。
 
 一句
 “冷酷に えぐるさ ピアノ発つ”

「バチャ・バチャ、ガチャ・ガチャ」。
いつも喧しいヘインズのドラムだが。
こんな然としたヘインズは、ちょっと無い。
手数少なくシンバルワークの切れで迫ってくる。

チェコスロバキア出身、ヴィトスのベース。
これまた的なフレーズが、一層エリートレベルへ押し上げる。

従来のピアノトリオを、180度ベクトル回転。
新たなトリオのジャンルを開拓したコリア。
この音の響きって、何かに似てるような。
キース・ジャレットの響きが観えてくるような・・。
 
♪~タイトル曲 知的でトレートアヘッドな力強さのトリオです。


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