だらずだらじゃず・本音ジャズ

独№1 正確で・規則正しい・・それが独らしさ《ハンス・コラー(ts)》

これが、ジャズの標本的見本か?!
クールだが緊張感が無い・たんたんと、々と・・
直線・三角定規で図形を描く「則正しさ」これが特徴?!
①『マイナー・ミーティング』(58)
《Minor Meetings/Hns Koller》
ハンス・コラー(ts)、アルバート・マンゲルドルフ(tb)、
ハンス・ハマーシュミド(p)、ピーター・トランク(b)、ルディー・セリング(ds)他。

音色・フレーズ共に燃えるモノが無い、面白く無い。
オーストリア生れの独で活躍する人、風の性格だから面白く無いのか。
クール過ぎて、リー・コニッツ(as)のテナー版を思わせる。

リズムのとり方が全員揃って規則正しく、遊び心が全く無い。
全曲ミディアムテンポで「ンタラ・チンタラ」淡々と演っている。
スイングっぽいテーマもあるが、グループはスイングしていない。
直線・三角定規で図形を描くような「確さ」が特徴。
だから、「ノリ」が全く無い。

USウエストコーストのクールサウンドを狙ってるのか?
だが、張感のあるクールさは無い。
ハードバップを演ってるが、アドリブメロディーの揚感も無い。
譜面を見ながら淡々とジャズを進めているようにも聴ける。
 
これが、58年の独を代表するテナーマンの実態。
独らしさを堪能するには面白い。


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