こんなに優しく・太く・丸い弦の音。
「ホワ~、ホワッ」テナーの吐息が弦の音を覆う。
朧(おぼろ)月のディープ・ブルー感を演出し尽す。
⑥『ムーンライト・イン・バーモント』(53)
《Moonlight In Vermont/Johnny Smith(g)》
「バーモントの月」、ギターの音がとにかく優しい。
速弾きするギターの音は通常硬く、歯切れ良く攻めてくる。
ところが、スミスは速弾きをしても音が丸く、音の空間に霞がかかるように。
とにかく、優しいムードで弦をつま弾く。
「バーモントの月」は、朧(おぼろ)月をイメージさせる。
この世を忘れさせ、浮世の世界に連れ出してくれる音。
速弾きするギターの音は通常硬く、歯切れ良く攻めてくる。
ところが、スミスは速弾きをしても音が丸く、音の空間に霞がかかるように。
とにかく、優しいムードで弦をつま弾く。
「バーモントの月」は、朧(おぼろ)月をイメージさせる。
この世を忘れさせ、浮世の世界に連れ出してくれる音。
スタン・ゲッツ(ts)との相性がイイ。
「ホワ~~、ホワッ」としたテナーの音が丸い弦の音を覆う。
「ホワ~~、ホワッ」としたテナーの音が丸い弦の音を覆う。
スミス&ゲッツが創り出す「バーモントの月」はブルーな夜を演出する。
面倒・煩わしさを包み隠してしまう、ディープ・ブルー感タップリに。