だらずだらじゃず・本音ジャズ

№6 ブルーな夜のジャズ(3)《ジョニー・スミス(g)》

こんなに優しく・太く・丸いの音。
「ホワ~、ホワッ」テナーの息が弦の音を覆う。
朧(おぼろ)月のィープ・ブルー感を演出し尽す。
 
⑥『ムーンライト・イン・バーモント』(53)
《Moonlight In Vermont/Johnny Smith(g)》

「バーモントの月」、ギターの音がとにかく優しい。
速弾きするギターの音は通常硬く、歯切れ良く攻めてくる。
ところが、スミスは速弾きをしても音が丸く、音の空間にがかかるように。
とにかく、優しいムードで弦をつま弾く。

「バーモントの月」は、(おぼろ)月をイメージさせる。
この世を忘れさせ、浮世の世界に連れ出してくれる音。

スタン・ゲッツ(ts)との相性がイイ。
ワ~~、ホワッ」としたテナーの音が丸い弦の音を覆う。
スミス&ゲッツが創り出す「バーモントの月」はブルーな夜を演出する。
面倒・煩わしさを包み隠してしまう、ィープ・ブルー感タップリに。
 

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「おもしろジャズノート」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事