①『Junior's Cookin'』27歳で「ドロッ」と渋味を・・・
この②、20年後・47歳で渋味捨て「勢い」を・・
「ドロッ」と感失ったら、タダの人か・・??
一句
“ 渋味捨て 若手に負けぬ 勢いを ”
②『サムシン・クッキン』(81)
《Somethin's Cookin'/Junior Cook》
②『サムシン・クッキン』(81)
《Somethin's Cookin'/Junior Cook》
バスター・ウィリアムス(b)。
レコード①から20年後の録音、20年経てば比較する方がドガイ無理か。
ジャズ業界は大きなウネリを何発も喰らって様変わり。
クックの音・フレーズは、もう別人の如し。
芯のある強い音はそのまんま、マァ~~これだけは有難いが・・。
残念なことに、渋味&悲哀・哀愁の感覚は微塵もない。
とにかく、勢いでグイグイと押し込んでくる。
こんなテナー吹きは何ボでも居り、際立った良さ・特徴が臭わない。
①の「ドロッ」と感を失ったら、もうタダの人!?
素晴らしいのはリズム陣、特にベース&ドラムに絶賛。
ピアノトリオの「競合&協合」作業の凄さに脱帽。
ハイピッチなドラム・チューニング!スネアとタムタムの音のハリが高い。
「ツッ・タッ・タッ」スネアが弾き飛ぶ音、直接心臓を叩くようだ。
不思議でならない、①のクックは27歳(生れ34年)、②は47歳の録音。
若い頃の渋味の音は歳を重ねて失い、勢いが増した。
通常、逆なのだが。
一句 “ 渋味捨て 若手に負けぬ 勢いを ”