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だらずだらじゃず・本音ジャズ

(続)№2 親分退け!我道を《ドナルド・ハリソン(ts)》

♪~♪ ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「ドナルド・ハリソン」のレコード紹介です。♪~♪
 
親分を退け、古臭いスタイルから却!
繊細に&個性き出し、エキサイトに!
アレンジど壷前の、貴重なリーダ作!
 
一句
 “我道を ドラムをえて 真っしぐら”

②『ニュー・ヨーク・セカンド・ライン』(83)
 《New York Second Line/Donald Harrison/Terence Blanchard》
ドナルド・ハリソン(as,ts,ss)、テレンス・ブランチャード(tp)、
マルグリュー・ミラー(p)、ロニー・プラキシコ(b)、
マーヴィン・スミス(ds)。
 
《Donald Harrison Blog紹介》

A.ブレイキーG在籍中のお二人。
というより、親分ブレイキー(ds)を交させて。
他はブレイキーGのジャズ・メッセンジャーズ。

元祖メッセンジャーズは古臭くホット・スタイル。
ドラムがスミスに交替しただけで激変した。
ホットVer.から「クール」なリート・ジャズへ。

マルサリス兄弟退団の際、後任に2人を推薦。
名門メッセンジャーズへ大擢された。
そんな経緯の名門グループへの加入である。

若干23歳の若さで、当②のリーダ作を録音。
艶のあるアルトが何ともいい。
ハイトーンは繊細な音質で伸び、清々しい。

フレーズはどっかケニー・ギャレットに似てる?
途切れ・途れでブチ切れるフレーズ。
テンションを高めていく仕掛けが巧い。

そんなテクが計算づくめのリート感を臭わす。
ソフィスティケイト&エキサイト、といえる。

ラッパとのアンサンブルはストマッチング。
兄弟を思わせる程相性が良い。
マルサリス兄弟の推薦を受けたのも納得。
 
 一句
 “我道を ドラムをえて 真っしぐら”

当②から3年後に①『Nascence』(86)を録音。
今後、演奏スタイルが変化するのが分かる。
彼らはしつこい程のレンジに執着していく。
パフォーマンスを失くし、ど壷に陥っていく。

初リーダ作の当①は個性剥き出しの勝負。
まさしくホットに量をぶつけてくる。
今後の変遷をたどると、貴重な1枚といえる。
 
♪~♪  途切れ・途れのフレーズ、相性の良いアンサンブルに注目です。


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