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だらずだらじゃず・本音ジャズ

(続)№4 遠退く「わびさび」に《ブルー・ミッチェル(tp)》

♪~ご訪問ありがとうございます。
   ジャズトランペット「ブルー・ミッチェル」のレコード紹介です。~♪
 
初作品『Blue's Moods』、大ファンなんだが。
「わび・さび」感遠退き、通のラッパ屋へ。
好みかられ、ファンキーに・ソウルっぽく。
 
一句
 “わびさびや 遠退くラッパの 探す音”
 

④『ラッキン・アンド・スクラッピン』(68)
《Rakin' and Scrapin'/Harold Mabern/Blue Mitchell》
ブルー・ミッチェル(tp)、ハロルド・メイバーン(p)、
ジョージ・コールマン(ts)ビル・リー(b)、ヒュー・ウォーカー(ds)。
 
《Blue Mitchell Blog紹介》

《ジョージ・コールマン(ts)参加 ブログ紹介》

リーダーはメイバーン(p)で、脇役参加である。
ミッチェルは少しだけファンなので期待はする。
初リーダー作は、①『Blue's Moods』(60)。
この「わび・び」が大好きだから、ついミッチェルが気になる。
 
ところが、①以降「わび・さび」感は遠退く。
いってしまえば、当り前・通のラッパ屋へ。
鋭くえぐるブリリアントな音に、徐々に変身していく。

てな訳で、今や・ちょっとだけのファンである。
そんな期待を、少しだけ込めてはいるのだが。
 
①から8年経った当④は、既に普通のラッパ屋。
潔く吹っ切っていく音、ではあるのだが。
やはり「わび・さび」ミッチェルが、かしいのです。
 
 一句
 “わびさびや 遠退くラッパの 探す音”

ただ、当④の出来は中々良い。
メイバーンの量級押し込み型ピアノ。
左手のコードが「ガンガン」押し込んでくる。

彼を相手に「わび・さび」ラッパでは務まらない。
強く突ん裂くラッパ&重量級ピアノ。
そして「ごんごん」叩きまくるシンバル・アタック。
まさに、腕勝負のメイバーン・グループ。
 
ただ、ちょっと私の好みから外れたか。
ソウルっぽく・ファンキーな音創りが、どうも性に合わない。
 
♪~ オリジナルのタイトル曲、ソウルっぽくファンキーに押し込んできます。


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