カンボジアだより シーライツ

国際子ども権利センターのカンボジアプロジェクト・スタッフによるカンボジアの子どもとプロジェクトについてのお便り

感謝と希望と「ひとり」の重さ  (スタディーツアー感想)

2008年12月05日 10時34分54秒 | Weblog
スタディーツアー報告は前回をもって終了し、今日から5回にわたって、ツアー参加者の方の感想を掲載させて頂きたいと思います。

感謝と希望と「ひとり」の重さ                  小林孝男

 今回のスタディーツアーを振り返り思うことは、下記の三点です。 まず第一は、様々な方々にお世話になって、充実したスタディツアーを経験できたということです。このことにまず心から感謝します。シーライツのスタッフの皆さん、HCC、AFESIP、FRIENDSのスタッフの皆さん、色々な場所で出会った子どもたちや女性たち、通訳、ガイド、ドライバー、そして9日間共同生活をした参加者の皆さん、本当に有難うございました。

 二番目は、性的搾取や人身売買、児童労働の被害を受け大変な状況から自立しようと努力している子どもたちや女性たちと、いわば「集団」として出会い、教育や職業訓練を受けている様子を垣間見ることができたわけですが、集団の中に一人ひとりが背負ってきた人生は、ものすごく重く過酷なものであったはずです。「ひとり」の人生の重さを忘れてはいけないなあと思いました。それはトゥールスレンでも感じました。たくさんの人たちが虐殺されたわけですが、「ひとり」の命は地球より重いということに、無感覚になってはいけないと自戒しました。

 三番目は、希望です。シーライツのスタッフを初め今回出会ったNGOのスタッフたちは、お金儲けのためではなく、困難な状況の中にいる隣人のために生き生きと活動していました。また、高い参加費を払って日本の若者がツアーに自主的に参加していました。そんな姿を見てこれからの日本と世界の未来には、「希望はある!」そう確信しました。皆さんどうも有難うございました!

次回のスタディーツアーは、2009年3月20日(金)から3月27日(金)を予定しております。詳しくは東京事務局(03‐5817‐3980)までお問い合わせください。
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写真は、ツアー中の昼食時のものです。右から、甲斐田代表理事、小林さん、新垣七海さんです。

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