小学校の時に少年野球でバッテリーを組んでいた主人公とヒロインが高校で再会するお話。
青春小説というジャンルではなく、読後感はこんな小説があってよいのか?という衝撃を受けた作品です。
一言で言えば、
「文字による麻薬」
です。
私は、この1年間、本の虫と思うくらいの読書をしたという自負がありますが、読書って薬だなと思うことはあっても「麻薬」だと思ったのは間違いなく本作品が初めてです。
まず、冒頭20ページくらいの感想は、正直、何を書いているのかサッパリわかりませんでした。
何なら、これは読み切れる自信がなく挫折入だろうなと早々に思ったのは、2年前に出会った『三体』以来です。
今、1日100ページペースで本を読む私が60ページ読むのに3日かかったというのがこの本の意味不明さであったり、ただ、文字を追うだけの地獄を経験したことを物語っていると思っていただいて大丈夫です。
序盤で楽しめるなら最高の作品だと思います。
そんな、もう無理!と何度挫折しかけたかわからない本作品ですが、本作品の恐ろしさは、慣れたときの麻薬感です。
これ、本作品のダジャレなんじゃないかと思うくらいに、本作品の表現に慣れると、変に癖になります。
作者が狙ってやっているのか、はたまたま意図せずにやってるのかわからないですが、どっちにしろ天才だと思うほどに、ハマるととことんハマる文章だなと思いました。
60ページ読むのに3日かかった私が残りの150ページを2日で読み切ったことでお察ししていただければと思います。
何を感じたかというのが私の読書感想であったり、レビューなのですが、本作品はそれよりも文章の中毒感が凄い作品だなと思いましたので、何を感じたとか、バカバカしいくらいです。
もちろん、いろんなことを思うところはあるのですが、それはもうええわとなるくらいに、中毒性のある作品だなと思いました。
いやぁ、麻薬って、怖いですね。
※ブクログに掲載した感想を転載しております
はじめは、どこまで読めるだろうかと思うほどに不安が先行していた文章。
いや、本当に日本語というかひらがなと漢字は読めるけども?レベルでしたが、読んでいけば慣れていき不思議と何を書いているのかわかるようになる文章。
これはバイブス上がって、ヤヴァいです(笑)
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