びっくりしました。朝起きたら,家の前の神社の境内になんと,雪がうっすらと積もっているではありませんか。でも,純白と薄桃色と黄緑の色彩の美しい景色が見られました。北極振動の影響のようですが,冬も忘れないでと,名残惜しそうです。
バスツアー2日目の最終目的地は,高遠でした。運良く,約1500本もの高遠小彼岸桜がまさに満開に咲き誇っていました。高台の公園の中で,淡いピンクに囲まれると,「わーすごい」の一言しか言葉になりませんでした。桜の額縁から望む,わずかに残雪の残る山脈は,格別な和の美を観賞できた感動を心に浸み渡らしてくれました。
バスツアー2日目の11日(日)の朝,長野県駒ケ根市の光前寺を訪れました。この写真は,本坊客殿奥の庭園です。極楽浄土の庭園ともいわれ,阿弥陀仏が極楽浄土から来迎するお姿を表わしているとも言われています。このお寺には,怪物を退治した早太郎という大変に強い山犬の伝説が残っています。しだれ桜も有名ですが,時期が早く,まだ,固い蕾の状態でした。
バスツアーの夜には,日本三大夜桜として有名な高田城を訪れた。上田城跡公園の周囲の道路が混んでいたので,時間がおしてしまい,ここには,たった30分しか滞在時間がなかった。まだ,桜は,余り咲いていなかったが,ライトアップされたお城がお堀に映し出される姿は,幻想的であった。次回は,是非,満開の時期にゆっくりと散策しよう。
バスツアーは,続いて,千曲埴市森地区のあんずの里を訪れました。一帯に約10万本のあんずの木が植えられていて,この時期,白や淡いピンクの花を咲かせています。あんずは,中国大陸の山東・山西・河北省の山岳地帯が原産のサクラ族の果実ですので,桜の花に良く似ています。
10日土曜日にバスツアーで,最初に訪れたところが,上田城跡公園です。上田城は,1583年に真田昌幸が築城し,徳川の大軍の攻撃を二度に渡り退けた名城です。写真は,しだれ桜に浮かぶ北櫓です。四百有余年前の春もきっと変わらぬ晴れやかな美しさだったことでしょう。
今朝は,久々に朝から晴れ。淡いピンクに染まった桜と青一面の空は,実に,良く合う。これぞ,究極の和の美しさか。もう一つの嬉しい発見は,東武東上線の朝霞台駅と朝霞駅の間を流れる黒目川の河川に咲き連なる桜並木。ここも,又,ふるさとの趣を色濃く残している。車窓を流れ去ったこの景色の地を,来年は,是非,ゆっくりと訪れてみたい。