沖縄対策本部

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JSN■仮説:沖縄返還は核保有国になった中国への米国からの取引材料

2010年03月22日 10時22分09秒 | 沖繩祖国復帰の真実

■仮説:沖縄返還は核保有国になった中国への米国からの取引材料

●沖縄返還時の米中密約

前回のメールマガジンでは、沖縄返還時に米中密約があった事を述べました。
それは、以下の3点です。

「東アジア地域において日本だけは核武装させない」
「米軍は日本から出て行かない、駐留を継続する」
「日本政府には、台湾と朝鮮半島をめぐる問題で発言権を持たせない。」

この米中密約は深く考えさせられる内容です。

●米国は、何故ベトナム戦争中に沖縄を返還したのか?


私は沖縄返還について以前から不思議におもっている事があります。

それは、

「米国は何故ベトナム戦争中にもかかわらず、米軍の重要基地のある沖縄を返還
したのか?」

という事です。

まず、当時の国際情勢を確認してみましょう。

1969年1月20日:ニクソン政権成立
1969年9月23日:中国は初の地下核実験に成功
1969年11月21日:佐藤・ニクソン共同声明(沖縄返還合意+『核密約』)
1969年11月7日:沖縄闘争。中核派・ML派・社学同、第4インターの学生・反戦
青年委員会約5千名が首相官邸デモ。
1970年4月24日:中国初の人工衛星「東方紅1号」の打ち上げが成功した
1970年12月26日:ニクソン、パキスタンを通じて中国へメッセージ
1971年6月7日:日米沖縄返還協定調印
1971年7月9日:キッシンジャー補佐官、秘密訪中

まず、ニクソン政権の特徴ですが、ベトナムからの名誉ある撤退を公約にかかげ
て大統領に当選したことにあります。

日本はベトナム戦争の後方基地であり、中国は北ベトナムの支援国でした。
その中国が1969年9月23日に初の地下核実験に成功させています。

翌年の1970年には人工衛星の打ち上げに成功し、実質核ミサイルの実用化に成功
したといえます。この年に中国は核保有国となったのです。

ニクソン大統領は、これ以上ベトナム戦争を継続するわけにはいきませんし、中
国との衝突も避けなければなりませんので、中国との友好関係を築く必要性にせ
まられました。

また、逆に中国の核ミサイルに対する抑止力も必要です。

米国が中国への抑止力に必用なのが、「日米安保延長」と「核密約」です。
これを佐藤首相へ沖縄返還と引き換えに認めさせました。

そして、友好関係を築くために中華人民共和国を訪問、事実上承認しました。
(この時に中華民国との国交を断絶しました。)

私の仮説ですが、米国が中国へもう一つ取引材料としてプレゼントしたものがあ
ったと思います。

それは、「沖縄の施政権を日本に返還する」ということです。

中国にとって、沖縄は戦略上欲しい地域ですが米国の施政権下にある限り手を出
すことができません。しかし、日本に返還することにより、工作活動が容易にな
るのです。

●中国の沖縄属領化工作

中国の沖縄属領化工作は、以下のステップで計画していたのではないかと推測して
います。

施政権を日本に返還→安保闘争→安保破棄→沖縄の属領化

事実、沖縄復帰運動は沖縄返還を闘争材料とした安保闘争でした。
そして、復帰後は基地問題を闘争材料とし、現在は普天間基地問題を闘争材料と
しています。

沖縄返還のアメリカのメリット

沖縄の施政権返還はアメリカにとって一方的に不利なような気がしますが、大き
なメリットがありました。ベトナム戦争で財務的にも逼迫していた米国ですが、
沖縄を返還することで大きなメリットを享受しました。

それは、日本政府が返還協定第7条にもとづき特別支出金として総額3億2000万ド
ルをアメリカに支払ったからです。

以上の仮説が正しいのなら、沖縄祖国復帰は手放しで喜ぶべきものではなかった
ということです。

米国の保護下にあった沖縄が日本に返還されることにより、中国の直接侵略、間
接侵略に脅かされる状態に陥ったということです。

本来なら沖縄が祖国復帰した時点で、沖縄の防衛体制(特に先島地方)を強化す
るべきだったということです。

そして、間接侵略に対応するべく、スパイ防止法の制定も必要だったということ
です。

今の沖縄の危機は、沖縄復帰後に日本政府が何の安全保障政策に手をつけてこな
かったことにあります。

私たちにはこれから、一気にそのツケをはらうような活動が求められているわけ
です。


(JSN代表:仲村)


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JSN■3・18沖縄南西諸島で中国軍艦航行

2010年03月22日 10時21分44秒 | 中国軍拡

■3・18沖縄南西諸島で中国軍艦航行

下記、メルマガは、マスコミ報道が取り上げない中国やロシアなどの軍事行動
を知るためや、日本の防衛を考える上で、大変貴重な情報源になると思います。

昨年6月、中国海軍が沖ノ鳥島近海で軍事演習を行った情報をいち早く知ったの
も下記メルマガからでした。この中国海軍の沖ノ鳥島近海で軍事演習の報道を唯
一報道したのは産経新聞のみ。しかしその報道は、1ケ月後の7月でした。

もちろん、下記行動がどうした行動であったかは、もちろんわかりません。しか
し防衛意識があれば、注視しなければならない行動です。

さぁ、下記の「3・18沖縄南西諸島で中国軍艦航行」を、マスコミが報道する
か、してもいつになるか、みなさんご注目ください。日本のマスコミの防衛音痴
度がどれほどのものかわかると思います。

(JSN副代表・ささき)

●軍事情報 第424号 (最新軍事情報)より

☆ 編集・発行人:エンリケ航海王子(おきらく軍事研究会)
☆ メルマガ紹介(まぐまぐ):
☆ 公式メインサイト:


http://www.mod.go.jp/jso/press2010/press_pdf/p20100319.pdf
22.3.19 統合幕僚監部

(お知らせ)
中国海軍艦艇の動向について

3月18日(木)午前、海上自衛隊第2護衛隊(舞)所属「あまぎり」が、沖縄本
島の西南西約180kmの南西諸島を南東進する中国海軍のルージョウ級ミサイル駆
逐艦1隻及びジャンウェイ2級フリゲート1隻を、同日午後、第13護衛隊(佐)所
属「あさゆき」が、沖縄本島の西南西約180kmの南西諸島を南東進する中国海軍
のジャンウェイ2級フリゲート1隻及びジャンフー3級フリゲート1隻を、各々確認
した。

また、同日午前、第5航空群所属のP-3Cが、宮古島南約140kmの太平洋を
南西進するフーチン級補給艦1隻及び艦級不明の艦艇1隻を確認した。なお、当該艦
艇は、17日、東シナ海を南下していた。



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