■中国に尖閣諸島を奪われた瞬間に、日本は核ミサイルに脅される時代が始まる
●何故、中国は尖閣諸島の領有を執拗にこだわるのか?
尖閣諸島は、無人島です。石垣島からも160Km離れています。無人島のため、
沖縄県民にとっても日常では非常に関心の薄い島です。
しかし、何故中国はこの島の領有を執拗にこだわるのでしょうか?
一説にはメタンハイドレードなどの海洋資源の確保が目的という話があります。
しかし、中国の海洋戦略では、2020年までに西太平洋の覇権を握る計画になって
います。そして、その太平洋への出口が琉球列島なのです。
その出口をつかむための最も重要な足がかりが尖閣諸島なのです。
ですので、尖閣諸島をとられると、次から次へと沖縄の島を取られていくことに
なります。
尖閣諸島は、小さな無人島ですが、中国の海洋覇権戦略にとっては、最も重要な
島なのです。
そして、とられた場合の危機は、日本のどの領土問題になっている島とは比較に
ならないぐらい大きいのです。
つまり、尖閣諸島が中国にとられた瞬間から日本は中国の核ミサイルにおどされ、
急速に植民地への流れが始まっていくのです。
その準備として普天間基地の県外移設、県外移設を工作しているのだと思います。
●台湾、日本の無血開城の準備を着々と進めている中国
ご存じのように10月1日、中国で建国60周年軍事パレードが行われました。
中国は、台湾、日本の無血開城の準備を着々と進めているがわかりました。
<動画:検証_中国軍事パレード>
http://www.youtube.com/watch?v=vnl_Bf_12_A&feature=player_embedded
10年前にはなかった国産兵器がたくさん生産されています。
その中で私が注目した最新兵器は、次ぎの二つです。
「05式水陸両用戦車」
「大陸間弾道弾 東風31C」
「05式水陸両用戦車」は、海軍陸戦隊が敵地へ上陸するときに使う戦車です。
どこに上陸するのでしょうか?
考えられるのは、台湾と南シナ海、東シナ海などの島々です。
日本で考えられるのは沖縄の島々です。
●離島を占領された時に、日本に取り返す部隊はどこにあるのか?
日本の自衛隊は、この水陸両用戦車と戦う訓練をしているのでしょうか?
実は、離島を占領された時に、取り返す部隊があります。
陸上自衛隊西部方面普通科連隊に所属しています。
沖縄県民にとって、頼りになるかというとそうではありません。
何故なら、この部隊は沖縄ではなく、九州に駐屯しているからです。
有事の際、移動している間に沖縄は完全に占領されていることでしょう。
しかし今のところ、幸い沖縄の普天間基地にアメリカの海兵隊があるので、これ
らの上陸部隊の動きが抑止されています。
●中国は、米軍と戦わずに尖閣諸島をとる!
もう一つの気になる兵器が「大陸間弾道弾 東風31C」です。米国本土にまで
届きます。
建国以来米国の脅しに屈しない国づくりを目指してきた中国にとっては、国家を
あげて開発してきた最も重要な武器だといえます。
しかし、この武器は米国と戦うための武器ではありません。米国と戦わないため
の武器です。
つまり、「05式水陸両用戦車」を使って台湾・尖閣諸島へ上陸する時に、この
大陸間弾道弾を東京に照準をあてておき、「これから、尖閣諸島に上陸するから
、自衛隊は動かないでだまってみていてくださいね。」
そして、ワシントンにも照準を当て、「これから、尖閣諸島に上陸するから、米
軍は動かないでだまってみていてくださいね。」
と一言いうだけでよいのです。
既に、自衛隊も米軍も動けなくするだけの武力を中国は準備してしまっているの
です。
ですので、中国が尖閣諸島に出てくるときは、米軍の核の脅しにも屈せず、その
米軍の戦力を封じ込め、奪うことが可能な状況をつくった上で動くはずです。
そして、太平洋への覇権を着実に獲得していくのです。
ですので、「米軍と戦わずに、尖閣諸島をとる!」
というシナリオが待っています。
●日米安保の危機と尖閣諸島・沖縄の危機
今年11月の日米首脳会談で、オバマ大統領が来日する予定ですが、その時、日米
安保条約が破棄、または実質空洞化してしまったら、中国は即、尖閣やその他の
沖縄の島々をとりにくるでしょう。
また、日米安保が延長されたとしても、上海万博の終了後から2012年までの間に
チャンスを見計らって、動く可能性が最も高いと思います。
日本は、中国の核の脅威には何の対応もとれませんので、米軍が動かない場合は
、常に脅され、彼らのいいなりになります。その時、次々と沖縄の島をとられ、
沖縄から中国の植民地化が始まることになります。
●日本は、中国の核の脅威に備えを!
米軍は自国の国民が中国の核ミサイルの攻撃にあうリスクをとってまで、尖閣諸
島や沖縄の島々を守ることはありません。
ですので、日本は何らかの形で、独自で中国の核の脅威に備えるべきです。
(JSN代表・仲村)
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