福祉タクシー二郎丸

下関市で福祉(介護)タクシーをやってます❣オーナーは新.中.自動車販売・整備・レンタカーをやっている会社です。

ずっと思い悩んでいたことを吐き出したらスッキリ ❣

2024年11月29日 | 日記

 先日、G辻丸の社長より「以前から介護(福祉)タクシーの事業について色々と考えさせられることが有り、もっと公的機関に要望なりを話す機会を作ろうと思ってたが、今回ようやくその機会を持てたのであなたの日頃感じてる思いや要望を書面で出してくれ。」と連絡が有った。私も前回のblogにも書いた通り、どうしたらいいのかと思う事や腹立たしい事が鬱積していたので、これはありがたいとばかりにその夜必死で深夜1時30分までかかって書き上げた。翌日夕刻急いで書面を本社に届けて「どうかいい方向に行ってくれればいいのだが…」とわずかな望みを胸に帰宅した。その後、話しがどのように進んだかはわからないし、たった一度の話しでどうこうできるものではないからと今後に期待することにした。

                    

 私としては、とにかく日頃の思いをぶつけさせてもらっただけでもありがたいと、鬱積していた心の内が少しスッキリした。そこで、どうせならその文面をこのblogに公開するのもいいのではないかと考え以下に出させていただいた。出来ればどなた様からのご意見も頂戴したいと切に思う次第です。

        下関市地域における介護(福祉)タクシーの現状と問題点 

  令和6年11月時点で旧下関市域において介護タクシーを事業展開しているのは13業者である。その中でも介護タクシーを専門としているものが8業者、残りの5業者は一般タクシー会社が福祉車両を保有して兼業しているものである。 

 これは近隣の市町村を比較した場合、異常に少なく高齢化が進む現在において早急に改善されるべき問題である。特に山口県は他県に比べて高齢者比率がかなり高いと聞く。具体的な例を挙げると、本来タクシー業者はこの地域の場合下関市全域が営業地域となるので旧豊浦郡地域(豊浦町・菊川町・豊田町・豊北町)も下関市に属するので、仮に要請が有ればその地域にも出向かわなければならないはずである。現在知るところでは旧豊浦郡全域でも介護タクシー業者は2~3件であるという。従って当社などは旧下関市の中でも一番豊浦郡域に近いので要請が頻繁に有る。こちらとしては折角電話頂いたのだから行ってあげたいと思い内容を尋ねると当社から20km先の老人施設或いは個人宅に迎えに行って、そこからほとんどが3~4kmの医療機関への送り、そして大体2時間後位にまた迎えに来てくれというもの。現実にこのような依頼を受けて事業が成り立つと思われるのか疑問である。 

 【例】ある日の行程表 

 9:00 下関医療センター(上新地) 9:30 グループホームあやらぎ(綾羅木新町) 

10:00 関門医療センター(長府) ⇒ 10:40 ハートケアきらら(福江) 

11:00 老人ホーム山茶花(安岡) ⇒ 11:10 有松医院(病院で待機) 

11:40 有松医院 ⇒ 11:50 老人ホーム山茶花 

12:20 長府中浜町 ⇒ 12:30 牛尾医院(長府) 

13:00 伊倉町 ⇒ 13:20 済生会病院(安岡) 

13:40 牛尾医院(予想) ⇒ 13:50 長府中浜町 

15:00 長府川端町 ⇒ 15:10 松永医院 

15:30 済生会病院(予想) ⇒ 15:50 伊倉町 

16:00 松永医院(予想) ⇒ 16:10 長府川端町 

  帰りの迎えはあくまで予想の時間であり早くなったり遅くなったりするのは当たり前である。時間の割り振りは順調に進んでの計算であり、途中渋滞や事故などが有れば大幅に遅れてしまうのである。このような状況では片道40分以上かかるような遠方へ迎えには行けない。まして「終わりましたから迎えに来てください」と言われても不可能である。かと言って先方で待っているような余裕もないし、待ち時間分をもらえる訳でもない。仕方なく「申し訳ないのですが、採算が取れないのでお受けできません。」と返答すると「近いと行けないというの‼」と罵声を浴びせられることもある。 

 当然、我々に昼休みなどほとんどない状態。待たせる30分はあっという間で、待つ30分は長く感じるものであるから己の食事など考える時間もないのが現実である。もっと同業者が増えてくれれば情報の共有でお互いが協力し合って対応できるものが対応するという最もベターなグループ化が出来るのである。 

 実は下関市域に介護タクシーが増えない原因には、他地域に比べて料金設定が異常に低すぎるのと、各業者の料金設定がバラバラであることだろうと思う。新たに開業を目指すものからしたら不安以外の何物でもないし、一般的に介護タクシーに対する理解度が低いのが原因で介護タクシーの付加価値を認めていないようである。福祉関係のスタッフでさえほとんどわかっていない人が多くあるのが現実である。お隣りの北九州市では介護タクシー業者は飽和状態で顧客の取り合いが出てるとさえ聞かされる。 

 以前、余りに郡部からの問い合わせが有るので、初めは多少の赤字覚悟で郡部担当の介護タクシーを作ろうかと、市の都市計画課交通政策室というところを尋ねたことが有る。郡部からの問い合わせが多く、困っている方が多いと思われるので郡部を中心に活動する介護タクシーを作りたいので、市として何らかの補助や協力を頂けないかとお願いしたが、「既にコミュニティバスなどで補助などをしてあるからこれ以上は無理です。そちらでご自由にやるのはいいですよ。市としては何もお力になれません。」と素っ気なく対応されて断念した記憶がある。 

  その他で、最近非常に気になっているのが公共機関の我々に対する扱いである。以前コロナ禍でタクシー業界が壊滅的な打撃を受けた時、一般タクシーは国などから色々と援助が有ったが、我々が相談すると全くの門前払いであった。打撃を受けたのは我々も全く同じなのにあなたたちは対象外ですと無視された記憶がある。 

 しかし、県や市町村などで何らかの企画が有った時はわざわざ出向いてこられて、「このような企画が有ります。どうかご理解いただいてご協力をお願い致します。」と非常に丁寧に来られる事には開いた口が塞がらない。 

 それと最近かなり頭に来たのが、「〇〇病院です。△月□日〇時に患者さんを△△へ送っていただきたいのですが予約取れますか?」「今現在でしたらお受けできますよ。」「では押さえておいてください。その前に料金の見積りをお願いいたします。あと数社に見積りを取ってその中で一番安い業者さんへお願いすると市の担当者の方が申されました。」ムカッと来て「ごめんなさいね。あなたが悪いのではないですけど、我々は同業者同士でお互い助け合って営業してますので、こんなことであいつが取りやがったとか言われると後々困ったときに助けてもらえなくなります。そういう仲間割れを助長する方の依頼はお断りします。仮に見積りを出した場合、結果が出るまでその日は空けておかないとならないから他からの依頼は受けられないでしょう。挙句に他に取られたら全てゼロですし、まして他社に決まったという連絡すらしてくれないでしょう。そんな非常識な依頼は今後一切お受けしませんのでよろしく。」こんな親方日の丸的な考えの人間がこの福祉業界にもたくさんいるのだと残念。本当に福祉を考えている者のすることではないと思う。 

         文中に前回のblogの内容と同じ部分があることはご容赦願いたい。

                    


真剣に福祉事業を考えている人は少ない。

2024年11月04日 | 日記

 5年目に入った10月は久しぶりに本来の調子を取り戻しまぁまぁの売り上げを達成出来た。やはりコロナが5類に引き下げになった影響か、病院受診がほとんどだった以前と比べて受診以外の外出がかなり多くなった。それと医療機関の対応も、今までだと発熱・咳などの有る受診者に対しては抗原体検査で陰性が確認されるまでは院内の立ち入りを禁止していたのだが、今は医療機関により違いはあるが、概ね他の受診者と少し離れた発熱者用スペースで待機してもらうというようになった。以前は利用者を搬送して車内で待機してくれと言われると、次の迎えが有るときなどかなり焦ったものであった。それと院内に利用者さんを迎えに入るときなども体温測定・アルコール消毒さえすれば簡単に入れるのはありがたい。今はインフルエンザの方が怖いと聞かされた。

                

 さて話は変わって、最近気になっているのだが、市などの公共機関から医療機関に対して我々福祉タクシー業者に「〇月〇日〇時に〇〇から△病院までの移送の見積書を数社取ってくれ。」という案件が時々出るらしい。担当者が申し訳なさそうに「お願いできますか?その中で一番安かった所へお願いするらしいのですが…。」こちらとしてはムッと来るのだが依頼者が悪いわけではないので「そうなんですか。申し訳ないのですが、同業者さんと常日頃から仲良く協力しあっているのに、料金的なことで競うことは後々にしこりを残すし卑怯だと思うのでお断りさせてください。」と丁寧に断っている。

                  

 実際、その料金にしても毎回万単位になるような大きな仕事ではなく数千円のものばかり。さらに見積りを出したらその日時が決まった場合必ず対応しないとならないので他の予約が入っても断らなければならない。それに自分に決まればいいけど、待った挙句に他に決まった場合に連絡は来ないと思う。商売として考えたら「こんなバカな仕事受ける方がアホ❣」と言われる。こんなことを言ってくる公共機関の担当者は明らかに「親方日の丸」の典型的な能無しで福祉を真面目に考えている人物とは思わない。今後もこのような下らない依頼は決して受けないつもりである。

               

 公共機関からは何らかの企画が有る場合、現場の担当者は一生懸命に説明してくれて「どうかご協力を頂けませんか。お願い致します。」と低姿勢で来られるのだから、このようなことを事務的に指図するのはそのバカ上司に間違いないと思う。

      このブログを見られた方のご意見も頂きたいです。私の考えは間違ってますか

 

 


5年目突入 ❣ ❣ 心機一転、頑張ろう~

2024年10月12日 | 日記

 1月末より独立採算制で新たなスタートをしたのだが、2.3.4月はそれまでと大きく変わらない売り上げの推移で(この調子なら毎月わずかではあるが利益分が残せて蓄えが出来るぞ~)と喜んでいた。しかし5月のゴールデンウイーク明けから急に予約件数が伸び悩み5月は利益的にはプラマイゼロ…、その流れを払拭するべく新規加入した『福祉タクシー心咲』さんとタッグを組んで既存の取引先に積極的にアピール。心さんも元々医療機関で看護師、社会福祉法人でケアマネを長年やっていたことも有って先方からの受けは非常によく、中には元同僚だったりして本人も驚くような順調なスタートとなった。私も今までは、重複については基本お断わりするしかなかった依頼が8割以上は受けられるようになり「ありがたい」の一言である。

            

 一番の良い点は、以前のアルバイトさんの場合はお迎え先を口頭と地図で教え、内容を説明し、書面で更に渡すという大変手間のかかる作業であったのが、彼女の場合は住所を教え口頭で流れを教えるだけでおしまい。それで彼女は全て理解してくれる。この有難さは経験した者にしかわからないであろう。その分、今までは昼食をほぼ取れず走り回っていたのが、事務所に戻って昼休みを取れることができるようになった。同じ事務所にいるケアサポートの米澤さんから「最近事務所に居る時間が増えましたねえ。」と言われるようになった。

                       

 さてそれは良かったのだが、6月・7月・8月・9月と毎月の予約件数がずっと伸び悩み傾向にあった。それまでは、前日の時点で1件しかない時も必ずと言っていいほど前日夜から当日朝早くに「急で申し訳ないのですが…」と依頼が入って来ていたので心配になることはなかった。ところがこの数カ月は一日の予約が0や1件で終わった日が結構出ていた。当然、利益は上がらず、月末の支払い時期にはその日の売上金を足してようやく間に合ったという時も有った。さらに悪い時に悪いことは続くもので、営業車の車検の際にエアコンの故障が見つかったり、タイヤ・バッテリーの交換時期になったりと支払いに追い打ちをかけられる始末。

             

 以上のような事案が続いていたので、5年目を迎えたことすら頭の中から飛んでいたのである。トータルとしては赤字にはなっていないが、これから営業車のリフトやモーターに故障が出た時の蓄えをしておく計画は全く出来なかった。

               

 ところがである ❣ 全く理由がわからないのだが、今月10月に入った途端に順調に依頼が入って来ていて、それがまた何故か重複してるものが異常に少ないのである。気持ちが悪いくらいにカレンダーに予約が埋まっていく。しかしその分、心さんに廻せる仕事がなくなるわけだから心配して「今の予約状況はどうかね?」と尋ねてみたが彼女も結構予約が入っていて私の依頼分が出来ないものも出てきている。

                    

 まあ何とか今月から不調を突破出来るように5年目にふさわしいスタートを切りたいものである。blogの更新をずっとしていなかったのは、これらの理由によるものでした。


グループ化は大成功 ❣

2024年09月08日 | 日記

 今年4月に福祉関係の個人事業主が集まって『ハートリンク』というグループをつくって来月で半年になる。幸いにも同じ福祉タクシー開業を目指していたガッツが有り、資格・知識も豊富で魅力的な女性の『福祉タクシー心咲』さんを紹介されて一緒にやっていくことになった。おかげでそれまで重複していた時はお断わりしていた依頼をほぼ受けられるようになった。一部の人からは「自分が2年かけて努力し、ようやくつかんだ大切な顧客を簡単に紹介したりして大丈夫なの…?」と言われたことも有ったし、顧客からは「あなたを通してお願いしたらいいのですか?」と尋ねられた際に「いえいえ、そんな手間のかかることせず直接彼女に電話して構いませんよ。お客を取ったとか取られたとかのつまらん了見は持っていません ❣」(自身、ちょっとカッコイイこと言い過ぎたかなぁとは思ったけど…)「あなたってお人好しねぇ」と笑って褒めて(?)頂いたこともあった。

            

 それからもちろん自分の仕事は精一杯頑張りながらも、彼女の方に仕事は入っているかは常に確認取りながら続けてきた。最近では主要取引先医療機関でも「心咲さんいい人ね、いい人を紹介してくださって感謝してますよ。」とおっしゃって下さり多少鼻が高い気分になる。相方のけあさぽーとの米澤君に「この頃事務所に居る時間が増えてない?仕事が減ってない?」と心配されることも有る。私も己の生活が有るのだから自分が出来る依頼を廻してるとかは断じてやらない。微妙に時間的に重なりそうな仕事などは以前なら電話して少し待ってもらうなどの了解を取って行ってたのを、待たせる位なら約束の時間を守る為に彼女に交代してもらうようにした。もちろん前日や当日になってやむおえない事情でキャンセルになった場合は、「行けるようになったからいいよ」とか非常識なことは言わず事務所で新たな依頼や問い合わせに待機する時間としている。

                   

 彼女は娘さんが唐戸の「唐戸はれて横丁」の中で『なべと酒 Tokidoki』というお店をやっていてそこの手伝いをしながらの二刀流である。その為、私は基本的に日・祝日は休日を取っているのだが、娘さんのお店は金・土・日・祝日が一番稼ぎ時であるから彼女も夜遅くまでやっている。私としてはそれが大変心配なのである。私も若くないのでいずれは大切な顧客を全て彼女に引き継いでもらうことを決めているので常々「無理をせず、身体を大切にしておくれよ。困ったことはお金以外(金銭的にはあちらの方がリッチ‼)なら協力するからね。」

 この最近の売り上げを聞いたが、私が開業した始めの1年目の額より倍以上いいようで安心したのと、少し焦りもあった。

  皆さん「唐戸はれて横丁」『なべと酒Tokidoki』にぜひ寄ってみてください。


福岡空港に行ってきました。

2024年08月18日 | 日記

 お盆もようやく開けます。今年は世間でいわゆる盆休み期間といわれる8/10~8/18は1日に2件程度の仕事でした。日頃に比べればサッパリひまというところでした。しかし物は考えようで、「いつもやろうとして中々出来てないことをこの時期にゆっくりとやればいいさ」と割り切って休息期間だととらえてました。期間中に急きょの依頼が有ったときの体制を整えていましたが、実際に依頼のあったのは8/16(金)のみでした。それ以外も来週以降の予約は結構多く入りました。ただ、休み明けの8/19(月)午前中にかなりの依頼が集中したため、重複が有って「申し訳ないのですが、すでに予約があってどうにも対応できないですね。時間の変更は無理ですか?」というのが複数あったのが残念でした。結局、今年の盆期間は8/18の本日のみお休みということになりました。そのため、今こうしてblog記事を書いてる次第です。

                             

 さて8/16(金)に突然入った依頼はおそらくこの仕事をした中で大変ではありましたが、忘れられない記憶として残る仕事でした。この日は金曜日でもあるので、多分当日の急な依頼が有るだろうと8時30分からスクランブル体制で自宅におりましたら、覚えのない携帯電話からの着信でした。よくある「すみませんタクシー1台○○にお願いします。」という一般タクシー会社と間違えて掛かって来たかな…と思いつつも「はい!二郎丸です。」すると、「こちらは現在下関に停泊しているクルーズ船の添乗員ですが、日本交通さんにご相談したら二郎丸さんをご紹介頂きまして電話さしあげました。」「はい、ありがとうございます如何されましたか?」と答えると、「実は中国の上海からご乗船されたお客様が体調を悪くされ救急車で搬送して処置が済んだのですが、船に戻られたらスタッフから、このような状態では今後乗船をお続けいただくことは危険を伴いますので下船願いますと言われたのです。その為、同伴のご家族と一緒に福岡空港から飛行機で上海に帰国しないとならなくなり車イスタクシーをお願いしたいのですが如何でしょうか?」(やった!いい仕事がきた~!)と「よろしいですよ、お乗りになるのは車イスの方の他に何名ですか?」「他に3名です。」……「あのう、車イスタクシーは車イス以外には2名しか乗れないのですが…💦」「ええ~どうしようか。どこか3名乗れるタクシー会社ないですか?」…どうにもならないなぁと考えてた時、(そうだ、福祉タクシー心咲のストレッチャー車なら乗れるはずだ。連絡してみよう!)「チョット待ってください。私と一緒にやってるグループの車なら可能なはずですからお時間下さい。」「ありがとうございます。10時くらいまでに手配出来ればいいのでお願い致します。助かりました。良かった!!」

                             

 それから心咲さんに電話して段取り完了。しかし心咲さんから「福岡空港国際線に行ったことが無いし、博多の街も詳しくないのでついて来て~っ。」と言われ同乗することになりました。10時15分に指定のホテルに到着すると、電話頂いた添乗員が待っていて「今ご家族と担当者が出入国管理局に手続きに行ってますので戻って来られたら出発します。」とのこと。手続きと同時に飛行機のチケットを手配しないとならないので思った以上に時間がかかり、出発したのは11時30分過ぎてました。道案内するために本来なら助手席なのだが、同行の添乗員さんの体格が大きくて私が一番後ろの狭いスペースから指示することとなったのですが、さすがに中国人観光客はとにかく大きな声で終始しゃべりまくっていて運転席に声が届かないのです。

                              

 そのうえ上海に残っている長女から国際電話が来て「帰りのチケット代が高い、安いチケットなら3万円であるのに、なぜ4万5千円も払うのか。チケット手配する前にどうして家族に了解取らないのか!!」と大クレーム。添乗員さんが「出国手続きにやっとで、さらに当日に上海に帰るという無理な要望を必死に頼み込んで手配したのに格安チケットを今日手配しろと言われても出来ません。また最初からやり直しですよ。本日中に上海に帰れなくなりますがいいですか?」と泣きそうな顔で答えてた。それからしばらくして諦めたのか少しおとなしくなった。

 そして福岡空港国際線ターミナルに到着したのだが、ビル付近が工事中もあって肝心な私の誘導もミスってしまい空港内を大回りさせてしまった。ようやく到着して車イスのお客さんを降ろして集金となったが、案外おとなしくスーと代金を支払ってもらった。最後に添乗員さんに「あともう少しの辛抱ですよ。我慢してね!」「ありがとうございます。もう少しの辛抱です。またお願いすることが有ると思うのでよろしく。」と名刺交換をして空港をあとにした。帰りの道中、心咲さんと「やはり中国の観光客はすさまじいね。たまに娘のお店にも中国人と思う人が来られるけど、たぶんあの人たちは台湾の人なんだ。マナーあるよ。」と笑いながら下関へと向かった。ああ、疲れた!