福祉タクシー二郎丸

下関市で福祉(介護)タクシーをやってます❣オーナーは新.中.自動車販売・整備・レンタカーをやっている会社です。

経費節減と効率アップ ❣❣

2023年02月26日 | 日記

 最近どうもblogの更新に気持ちが行かないのである…。先日記事に書いていたように、先輩のA福祉タクシーさんが今後の事業の進め方に悩まれている件で大きな変化を聞かされた。もちろん人を介しての話しである為どこまでが事実かはわからないのだが、ある介護事業所に専属で入られたとの事。日頃はその事業所の移送を中心に動き、空き時間に自身の顧客からの依頼を受けるとか…。それは良かったと思う反面、今までのようには活動できないのではないのかなぁ…と気にもかかる。あの日以来、ご本人に会うことがないので確認も出来ず事実ではないような気もする。仮にそれが事実だとすると同業者にはかなりのショックとなるのは必定だ。私自身も色々と考えさせられることも多い。

                 

 そして私も、毎日の走行キロやその内容、いわゆる無駄な走行ではなかったか、もっと動線を考えて効率upに努めなければとかを考える。特にガソリン価格の変動にやたらと目が行く。土日になると格安になる店舗も見つけて補給時期をそこに合わせる努力もしてる。

 なんだかやるせない気持ちにもなるが、本来事業の経営というものはこれが当たり前なのだと改めて実感する。かたち上は私はG辻丸自動車の福祉タクシー部の担当者という社員扱いではあるが、実際には個人事業者として営業させてもらうありがたい立場にある。今までの2年間は毎月の固定給は保証され、登記費用から車輌代・その維持修理代、福祉・介護用品代、全てを負担してもらった。

 その為、極力点検費用を掛けまいと自分で点検するだけにしたり、時々燃料代を自分で支払ったりもしていたのだが、それが知れた時に「そんなバカなことするなよ。掛かるものは掛かるでいい。毎日少しずつ無駄を見つけたらそれを無くしていく、それでいい。修理代をケチって、あとから大きな修理になってしまう方が困るからな ❣」と言われたことが有った。幸い親会社が自動車修理工場なので救われている。

           

 その為、今は車イスの中古品や点滴棒・酸素ボンベホルダーなどの備品購入と、時々応援に来てもらってる元同僚のバイト代だけは自分の財布の中から出すようにしてる。

 実は今日も北九州市八幡西区にあるリサイクルショップに行って程度のいい車イスを購入したところである。最初はオークションサイトで落札して直接引き取りで訪問したのがきっかけで、たまたま近くにうちの親戚もいるのでついでに寄ることも出来て次第に親しくなり購入するようになったのである。

                                 

 人の縁とは不思議だ。もちろん良いご縁はいくらあってもいいが、

           …こっちの円 もちろん多い~に限る💦

             


これからの福祉タクシー業界を考える時が来たかも

2023年02月10日 | 日記

  先日の夜、仕事が終わり自宅でゆっくりと風呂に入り、もういいかなとビールを飲んでいたら、仕事用携帯の着信アリのランプが点滅しているのに気が付いた。(まさか今からでは無理だけどなぁ…)と思いつつ着歴を確認したところ、同業の福祉タクシーのAさんからであった。

                     

 明日以降の依頼かなと思いながら「こんばんは。ごめんなさい風呂に入ってました。どうされましたか?」とお尋ねすると「こんな時間にすみませんね。実はこの頃仕事について色々と考えることが有って…、営業車も古くなったせいか故障が頻繁になり修理代が凄いのですよ。燃料代も高くなってるし、この際引き受ける地域を近い所だけにしたくて、お互い協力しあえる同業者さんとエリアの分担や顧客情報の共有を出来ないかと考えてるのですけどいかがですか?」「ええ、私もこの最近ようやく仕事が波に乗り出して、今までのように依頼が有れば何でも取るみたいなことはやめないと、移動距離ばかりが多く、実車距離はわずかという採算の取れない仕事が結構有ります。その為、売り上げに対しての燃料費の占める割合が高すぎます。かと言って今になってそちら方面は受けないことにしましたなんて言えませんしねぇ….。」

                        

「そうなんですよ。ですからお断りするのではなくそちらはB福祉タクシーさんがやってくれますよ。手配しましょうか?ご自身で電話されてもいいですよ。というようにやれればお互いにメリット有りなんですよ。」「しかし、そうするには現在は各社さんで料金体系が違いますから、基準を設けてほぼ同じようにしないと参加してくれる同業者は集まらないですよ。うちを始め市内の同業者のほとんどはタクシーメーター+介助料又は定額料を頂いてますけど、Aさんはタクシーメーター+お迎え料のみでしょう。あれでは採算は絶対取れませんよ。実際Aさんの代理でお迎えに行ったお客さんに聞くと、Aさんところは安いし技術が素晴らしいからとべた褒めですが、技術量に見合った付加価値を代金で頂いてもお客さんは納得していただけると思いますよ。ただ安いだけでついてる客はいずれ逃げてしまいますよ。」「うん、そうなんだけど、私が開業した時はまだ福祉タクシーというものが周りになくて、認知度もほぼ0の状態からのスタートだったのでメーター料金+ということは頭になかったので今になって後悔してますよ。現在採算割れの仕事がほとんどです。」

                  

「私もチャンスが来たら理解しあえる同業者同士でグループを作り、窓口を一本化し各自に振り分けるというシステムを立ち上げたいと思ってましたよ。現にいくつかの介護支援事業所やケアマネさんから同様な提案を頂いてますよ。この際有志で集まって一歩前進しませんか?」

                                                         

 このような会話が30分ほど続いたのである。下関地域は他地域に比べて異常なくらい福祉(介護)タクシーに対する評価が低いのである。他県から帰ってこられたお客さんに聞いても同内容の介助で同じ距離を利用した場合、びっくりして「それでいいの?」と尋ねられるくらい安いらしい。ネットで調べても「ヘぇ~こんなに高い料金設定してもやっていけるのか…それだけ福祉タクシーの社会的評価が高いという事なんだ…💦」と悔しい思いをする。このblogを読まれた方はどう思われますか?出来ればご意見を聞かせてください。