4年目に入ってはや一ヶ月が過ぎ去ったのだが、連日業務中に掛かってくる当日や翌日の依頼が半端なく、そのほとんどがお断りしている状況である。以前は何とか無理すればやれるなかなと思う分については、「もしかしたら少し遅れることが有るかもしれませんが、了解いただけますか?」という条件付きで基本受けていた。しかし、移動の距離がかなりある場合が多く、昨今の燃料代の高騰ではとても採算に合うものではない。今まではとにかく「福祉タクシー二郎丸」の認知度を上げるために、明らかに赤字とわかる依頼以外は積極的に受けていたのが事実であった。現在、G辻丸の福祉タクシー部としてやってきたものを、個人として独立してやるように話しが来ている。(会社としてこれ以上売り上げの上がらない部門を抱えていけないという事なのかなぁ)と思ってもいたが、福祉タクシー事業を単独で考えたら決して悪い業績ではない。月に売り上げ40万以上は安定しているし50万も達成圏内で、精力的に動けるスタッフを雇えれば60万以上は現実的な状況となっている。まぁポジティブに捉えて自分の個性を出した自分の事業をやっていけよと応援してくれていると思うことにした。
最近、今後についての思いがあれこれと有って依頼を受ける気持ちが積極的ではなかった。これには、母親の介護に取られる時間がかなり影響もしている。先日、母親担当のケアマネさんから「今のお母さんの状態で自宅で介護を続けるのはご家族がかなり厳しいです。本来なら施設に入る方がいいですよ。」と言われたのだが、本人も嫌がっているし、妹たちが「自宅で兄妹3人で協力してやっていきます。」と断ったので、それが朝夕に時間を取られて行き詰っている。仕事の関係で「今日は行ってやれない。」と言うと「他人と自分の親とどちらが大切なのか!」と言ってくる。挙句には「介助中でも母親から電話が有ればその場でやめて放ってもいいからすぐ来て!出来ないのならそんな仕事やめろ!」と、同じ医療関係に勤めている者とは思えない言い分でしょっちゅうケンカしている。そんな状況をみて、母親は必死で自分で動けるように努力しているのがふびんである。
こんな日々を送っていると、今はお客さんを車椅子に乗せて病院送りをしているが、(自分が後ろに乗って送ってもらうのはいつなんだろう…)と思うことが多くなった。
プライベートはプライベートとして、事業は明るい兆しが見えているので、まずは健康に配慮して事故やケガをしないように焦らずやって行こうと思う ❣