ワラビは日本全国に自生しているシダ植物の一種で、春に若芽を摘んで食用にする山菜です。
特に春から初夏にかけてが旬とされており、その時期には柔らかくて美味しいワラビを収穫することができます。
**ワラビの特徴:**
- 学名: *Pteridium aquilinum*
- 分布: 日本全国
- 収穫時期: 4月~5月
- 形態: 生長すると1m以上にもなることがある
- 特徴: アクが強く、食べ過ぎると中毒を起こす可能性がある
**アク抜きの方法:**
ワラビはアクが強いため、食べる前には必ずアク抜きを行う必要があります。アク抜きには重曹を使用し、以下の手順で行います。
1. ワラビの開き過ぎた頭や根元の硬い部分を取り除く
2. 水洗いをする
3. 大きな鍋に水を入れて沸騰させる
4. 沸騰したら重曹を入れる
5. 重曹が溶けたら火を止めて少し冷ます
6. ワラビが全て浸かるように鍋に入れる
7. 10時間程度放置
8. 定期的に硬さを確認しながら、良いころ合いで取り出す
9. 流水で水洗いをして完成
**保存方法:**
アク抜き後のワラビは、水に浸けた状態で冷蔵庫に入れて2~3日保存することができます。また、乾燥させたり、塩漬けや味噌漬けにすることで長期保存も可能です。
**栄養と毒性:**
ワラビは食物繊維、ビタミンE、葉酸、カリウムなどを含んでいますが、アク抜きの過程で多くの栄養素が流出してしまいます。
また、ワラビのアクには発がん性のあるプタキロサイドやビタミンB1を破壊するアノイリナーゼという酵素が含まれているため、アク抜きは必須です。
**おすすめの食べ方:**
アク抜きしたワラビは、おそばの付け合わせ、お浸し、山菜おこわなどによく合います。また、天ぷらやかき揚げにしても美味しいですが、食べ過ぎには注意が必要です。
ワラビを使った料理を楽しむ際は、これらの情報を参考にしてくださいね。旬の味覚をぜひお楽しみください!
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