先日、「京都自然科学教育研究集会」が亀岡であり、
大学時代の恩師の先生が講演されるというので、行ってきました。
「地域の自然をどう教材化するか」
~地質学的視点で亀岡・口丹波・京都の自然を見る~
というお話です。
そのお話の最後の方で、君が代に出てくる「さざれ石」の話があり、
印象に残ったのでちょっと紹介します。
・「さざれ石の巌となりて」を礫岩だと説明している岩石の専門家の本があるが、
それは歴史的には間違いである。
・我々は礫岩というものを知っているから、後からそう解釈しているだけ。
・古今集の編纂された時代には礫岩という概念はなかった。
・当時の中国では、小さい石が長い年月をかけて成長して
大きな崖のような岩になるという思想があった。
・ありえないくらい長い時間という意味。
・日本中、あちこちに「さざれ石」があるが、やはり礫岩が多い。
・伊吹山の近くの△△村が「さざれ石」として宮内庁へ石を献上した(?)が、
それは石灰角礫岩。
(文句を言ってやろうと思ったけど、
小さな村が村おこしにやっていることなのでやめた。)
・「さざれ石」の一つと言われている、
京都の○○にある□□石(すみません、名前覚えていません^^;)は、
礫岩ではなくチャートの大きな岩。
私の頭の中を経由しているので、表現がおかしいかもしれませんが、
だいたいの意味はこんなところです。
なるほどねー!
私も単純に礫岩だと思っていた口ですが、
お話を聞いて納得しました。
あと、これは門外不出とのことでしたが…(^^ゝ
君が代を歌うのを強制されたときは、
五色豆の中の緑色の豆のことだと思って、
「…苔のむす豆」って歌うといいそうです(^^V
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