高校時代、地学部でした。
1年生のときは、同学年の部員がいなかったのと、他のクラブ(野球部(マーネジャー)と合唱部)もやっていたので、地学部では何も活動できず幽霊部員状態でした。1年生が終わる頃、やっぱりやめようと思って退部届をもらいに行ったのですが、職員室(生徒部室?)の鍵がかかっていて、退部届をもらい損ね、結局やめ損ねてしまいました。(このとき鍵がかかってなくて退部届をもらっていたら、今の私はなかったかも知れませんね!)
2年生になりました。先輩達が引退し、部員1人なので一応部長です。当時、私は天文にはあまり興味なかったのですが、一緒にマネージャーをやっていた友人が実は天文ファンだということを知り、彼女を引きずり込んで、地学部の活動を再開。(事情があって、合唱部はやめたので、時間ができたということもあります。)
活動は私の好きな気象分野と彼女の好きな天文分野を中心に、暇を見つけてチマチマやりました。天体観測も何回かやりました。そのとき、はくちょう座のくちばしにあるオレンジとエメラルドグリーンの二重星「アルビレオ」を見せてもらってその美しさに感動したのが、私が星の世界に足を突っ込むきっかけになりました。これは、ホントの話。
天体観測の中でも記憶に残っているのが、学校に泊まり込んで観測する「徹夜観測」略して「徹観」です。夜食を食べたり、話し込んだり、朝までワイワイやりながらの観測。楽しかったですね。あのころは若かったから、徹夜したって平気でした。でも、さすがに帰りの電車の中では睡魔に襲われ、もう少しで乗り越しそうになったものです。家へ帰ってバタンキュー。そのまま昼まで寝てました。
中途半端なときに寝ると、寝るまでと寝た後が別の日みたいな感じがします。今朝の出来事が昨日のことのように感じられます。1日が2日みたいに・・・それは1日得したんかなぁ?
今日も同じでした。あの月の暈を見たのも、朝もやの亀岡盆地を見たのも、まるで昨日のことのように感じられます。でも、今朝のことなのです。こういう感覚がなつかしくって、つい、自分の高校時代を思い出してしまいました。あの頃はほんとうに楽しかったなぁ・・・若いって、いいことですね!!!
* ちなみに、私を星の世界に導いてくれた彼女、その後私の一番やりたかった気象の世界に就職しました。人生って、不思議なものです・・・
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