ここ1週間ほど、コンピュータ教室のユーザ登録に四苦八苦してました。
特に、最後の2日間(3/31、4/1)は、学校に着いて、荷物を置くなりコンピュータ教室へ直行。まるまる1日、コンピュータ教室にこもりっきり、昼食をとるのも忘れ、仕事(?)に没頭しておりました!
そもそも、私は、情報科の主任でも、校内のネットワーク担当者でも、何でもないんですが、なんか、行きがかり上、コンピュータ教室の年次更新を、ここ4年ほどやってます。
私が来た最初の年に一緒に情報の授業を持った先生から、ユーザ登録をしたときのバッチファイルを渡され、それを解明して次年度以降のユーザ登録をするように、という使命を背負わされ(!)、それを忠実に実行してきた結果です。
その最初の年の四苦八苦の記録は
↓
http://blog.goo.ne.jp/jn0219/e/5adb23a4a10164a40fbc950b8ad30eed
http://blog.goo.ne.jp/jn0219/e/dd5f5dc3a5fe708b30918e122f4e1420
さて、この4年間で、自分なりに、ユーザ登録が簡単にできるように、バッチファイルを作る元になるExcelのファイルの完成度を高めてきて、従来の方法なら、半日くらい(たぶん)でユーザ登録ができるというところまで来てたんですが…
しかし、今年は違う!
何が違うかというと、昨年10月にコンピュータ教室の機器が一新されました。WindowsXPからVistaへ、Windows2000サーバから2008サーバへ、加えてSKYMENU 11 の導入(以前から古いバージョンは入ってたけど、全然違うものになっている)と、環境が全く変わってます。だから、今年からは、情報科の主任で校内ネットワーク担当の先生に、ユーザ登録もお願いしようと思ってたんですが…なんか、またまた行きがかり上、私がやってみることになりました。(従来の方法でいいから…ということで)
その結果、とんでもないことになったというわけです。四苦八苦した状況をメモとして残しておこうと思います(また、役に立つかも)。よって、ちょっと、いえ、かなり専門的な用語が出てくるかも知れませんが、ご了承ください。「超初心者のWindows 2008サーバ入門」ということで(*^^)v
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従来の方法でいいからやって欲しいと頼まれ、とりあえずバッチファイル作りからはじめることに。
そもそも従来の方法とは…
(1)ユーザIDを作る(年度+クラス+番号みたいな)
(2)パスワードを作る(Excelでランダム関数を使って)
(3)サーバ上に個人用のフォルダを作る(ここ以降はバッチファイルを使って)
md フォルダ名
(4)個人フォルダを共有させる
net share 共有名 = 個人フォルダ
(5)ユーザとパスワードを登録する(このとき、プロファイルパス、スクリプトパス、ホームディレクトリも登録する)
net user ユーザーID パスワード /add /homedir:個人フォルダのパス /profilepath:プロファイルの置いてあるフォルダ /scriptpath:ログオンスクリプトの名前
(6)クラスごとにグループを作り、ユーザを登録する
net group グループ名 /add
net group グループ名 ユーザID /add
(7)プリンタグループに登録する(グループごとにプロファイルが異なり、出力するプリンタが決まる)
net group プリンタグループ名 ユーザID /add
(8)個人フォルダにアクセス制限をつける
cacls 個人フォルダ /t /c /g ユーザID:f administrator:f teacher:f 〈 yes.txt
(バッチファイルを実行するフォルダに「y」とだけ打ち込んだ「yes.txt」というテキストファイルを置いておく)
(9)共有フォルダ(すでに作ってあるものを利用)にアクセス制限をつける
cacls 共有フォルダ /t /c /g グループ名:f administrator:f teacher:f 〈 yes.txt
(共有フォルダは3種類あり、その制限は、次の通り)
プリント配布用 r:読み取り
提出用(クラスごと) c:変更
共同作業用(クラスごと) f:フルコントロール
という感じです。
で、「完成度の高まった」Excelファイルから、パパパッと、従来の方法でバッチファイルを作り、動かしてみると…
いくつか、うまく実行されないらしい(そんなメッセージが出たっぽい)コマンドがあります。やっぱりね。
でも、とりあえず、ユーザ登録はできました。
そのユーザにログオンすることもできました。
つまり、パスワードは使えるということ。
しかし、最初の画面が、いつものと違います。
個人フォルダや共有フォルダに入れません。
これは、何が悪いんやろ…
そこで、ActiveDirectory のユーザのプロパティをじっくりと見てみると…
昨年のユーザ、つまり、コンピュータ教室の機器の更新のときに業者の人が作ってくださったユーザと、ビミョウに設定が違います。それまでの設定をすべて業者に伝えてあったので、てっきり、それまでと同じ設定なんだと思ってました。というか、こんな設定にしましたっていう仕様書は、私はもらってません。情報科の主任で校内ネットワーク担当の先生の元にしか行ってませんでした。それが、従来のものと、プロファイルのパスやログオンスクリプトのファイル名、果ては、サーバ名まで違ってるじゃないですか!まさか、こんなことになっていたとは…
で、仕様書(のコピー)を手に入れて、ユーザは登録してしまったので、その設定の変更を net userコマンドとかを使ってバッチファイルで設定し直しました。
教訓その1 まず状況を確認すること!
これで、一件落着… と、思いきや… (続く)
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