昨日(6/22)は、学校から団体鑑賞で、劇団四季の「壁抜け男」を見に行きました。少しだけ感想を。
まず、私にとって劇団四季といえば「キャッツ」です。これも学校絡みなのですが、私が3年生を初めて担任したとき、文化祭の演劇で「キャッツ」を上演し、最優秀賞をとることができました。そのとき、クラスの誰一人、もちろん私も「キャッツ」など見たことありませんでした。ただ、一人の生徒のお姉さんが見に行ってパンフレットがあったというそれだけの理由で、「キャッツ」に決めたのです。幸い、楽譜などは手に入ったので、そこからせっせとシナリオを作り、夏休みはクラス全員総出(やったかどうかは覚えてませんが…)で練習に励み、ミュージカルでは難しいと言われた賞を取ることができたのでした。そのときは、クラス全員、照明や音響などの裏方もみんな猫メイク、みんなで歌う歌はほぼ全員が歌って、クラスの団結をアピールしました。もちろんそれだけでなく、客席を走り回ったり、演出にもいろいろ工夫をし、クラスみんなの協力で手にした最優秀賞でした。ちなみに、そのときのクラスはI類の文系理系ミックスHRで、クラス全員での授業が1つもないというクラスでした。その逆境を乗り越えて手にした最優秀賞だったから、価値があったと思っています。
数年後、そのクラスが同窓会をすると言って集まったとき、ちょうど再び「キャッツ」が大阪で上演されていました。「先生、見に行った?私はもう2回も行ったよ。」という教え子の言葉に、私も絶対に行かなくちゃ、と思い、当時生後4ヶ月の乳飲み子を実家に預け、4才の上の子を連れて、大阪まで見に行ったのでした。それはそれは、超感動モノの舞台でした。
前置きが長くなったけど、そんな訳で私にとって「劇団四季」=「キャッツ」でした。だから、2回目の劇団四季をとっても楽しみにしていたのですが…ちょっと期待しすぎてたかな?
まあ、最近寝不足だったせいもあって、ふと気が付いたら場面が変わっていたということがたびたびありました(^^; 台詞がなく、すべて歌で進められるので、誰かが言ってたけど「ずっと子守歌を聴いてるみたい…」な状態でした。もっと前の席だっら迫力あったのかも知れませんが、なんせ後ろから2番目の列だったから…
ストーリーは割と単純だったのですが、それでも台詞ではなく歌詞を聴き取らないといけないので、「わからんかった…」という声も。確かに、最後の終わり方は、私もよく分かりませんでした(^^;
私はミュージカルが好きなので、歌だけで十分楽しみましたが(踊りが少なかったのはちょっと残念…)、「演劇」を期待して見に行った人には、ちょっと肩すかしだったかも。
これ以上書くと、ネタバレになるので、このくらいにしておきます。ま、「壁抜け男」は大人向けの「ミュージカル」として楽しめる作品だと思います。高校生の団体鑑賞には…(中学生も来てたけど、わかったんかなぁ?)
| Trackback ( 0 )
|