徒然なる写真日記

趣味に関する事や、日々の中での出来事を脈絡もなく貼り付けていく絵日記帳ブログです

烏山 山あげ祭(1)

2012-08-13 02:14:07 | 2012栃木歳時
7/27 烏山の山あげ祭の写真

山あげ祭(やまあげまつり)は、栃木県那須烏山市の八雲神社例大祭の奉納行事で、奥行き100m、高さ10m以上にも及ぶ舞台を市街地に設置して歌舞伎(所作狂言)を奉納することで知られる祭である。
永禄3年(1560年)烏山城主那須資胤が牛頭天王に疫病退散を祈願した際に行われたのが起源とされている。当初は相撲や神楽獅子が奉納され、一時衰退したが、江戸末期より那珂川水運の拠点となり、木材、和紙の産地としての繁栄とともに再興。現在は6町(元田町、金井町、仲町、泉町、鍛治町、日野町)のもち回りで行われ、当番町制度となっている

「烏山の山あげ行事」として重要無形民俗文化財に指定(昭和54年2月)されている。余興公演は7月第4週の金・土・日曜日の3日間に渡り行われる。

酒造店 大谷石で造られた酒蔵


同じく大谷石で造られた趣のある家


御拝(屋台)


装飾きらびやか


大がまの張りぼて。 舞台の道具類は地車と言われる荷台で運ばれる


この日3回目の公演場所の道路上に当番町の屋台が到着し、舞台の設置が始まった。開演午後2時半の40分前には設置が始まる。この日、一日六回行われる公演一回ごとに舞台ごと移動する。30度を越す暑さの中・・とても大変だ。


御拝(屋台)の土台前部に「そろばん」と呼ばれる木枠を取り付け,その上を御拝が横(向かって左に移動する。この御拝が横移動する仕掛けは全国のお祭りでも山あげ祭だけといわれている





観客の前の舞台から道路上約100mの奥行きの中に百名に及ぶ当番町若衆が御拝、座敷、橋、松波、舘、前山、滝山、大山の順列で遠近よく配置される。山の順列は序に高いものとなる


大山、中山(滝山)、前山の各部所同時に数十人の若衆が、山を取り付ける竹を縄で縛る。その竹にハリカ山(烏山和紙を幾重にも貼った山)を取り付ける


大がまの張りぼても、車輪付き台車で舞台上にあげられた








木頭の拍子木と笛の合図で前山、中山、大山の順で次々に上げられる。




高さ10mにもなる大山は最後列の配置だ


「山あげ行事」の言葉にあるように、主体は網代に和紙を貼った高さ十数mにも及ぶ「山」をあげる(立てる)「山あげ」である。「山あげ」の起源は江戸中期、恵みが町の隅々までいきわたるようにと築山を作ったのが始まりで、その大きさを競ううち、当時高級品だった特産の和紙で山を作るようになったとされる。山に「滝」が描かれるのはその名残で、全町を潤すという意味がある。




舞台が完成。200円の料金払って最前列左側、椅子に座って見た所。この場所では奥行きのある舞台、背景の山が見えていない





最新の画像もっと見る

コメントを投稿