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Re.1998.10.16

2008-10-16 21:16:32 | 旧メンバーブログ
人間失格だ、やめろ

視界ゼロ 働く場で

「退職勧告」それは、突然やってくる。
大企業のリストラは関係企業への出向や転籍を中心に進められてきたが、
不況の色が濃くなるにつれて、退職の強要や勧奨が増えつつある。

終身雇用が当たり前だったサラリーマン
とりわけ、中高年にとっては、
新たな人生の設計図を引きなおすのは容易ではない。

外資系電機会社元営業マン 43歳

「業績不振で、うちの部にも人員削減の割り当てがきた。
 君、考えてくれ。」

 20年間、外資系電機会社の営業マンだった室井さんへの
昨年7月の通告は、それとなく、だが、はっきりしたものだった。

毎月のノルマを欠いたことはない。「なぜ」が頭の中をかけめぐる
帰宅途中、線路に吸い込まれそうにもなった。妻には「クビになった」
とは言えず、

「独立する社員には割り増し退職金が出る。趣味を生かした店をやりたい」と
 告げた。

 昨年9月、神奈川県のJR茅ヶ崎駅近くの商店街に、
「サーフィング ギア」という約20平方メートルの小さな店を出した。

サーファー向けやスニーカーのカジュアルウェアを売る。
しかし、開業から1年間の純利益は200万円にも満たない。
サラリーマン時代の年収の4分の1だ。

室井さんの目標は「新人社員並みの収入」
と「3年はがんばる」だ。

昔より張りはあるというが、不況の風は厳しい。
妻は8月から勤め始め、15年ぶりに会社員になった。

(朝日新聞 1998年 10月16日付 社会面より 一部抜粋)

10年前に比べて、リストラという言葉は耳にすることが
少なくなったように感じる。しかし決して、世の中リーマンショック
と呼ばれるほど、世間を賑わす企業は、ほんの一握りであって、

毎月、毎月、中小企業の中には倒産せざるを得ない会社は
たくさんあるだろう。
AERAの記事では「名ばかり正社員」というものも出ていた。
「名ばかり管理職」だけでなく、「正社員」といっても
必ずしも守られていると限らないのが、今日の日本の労働社会である。

脱サラというよりも、いまはベンチャーということで
「起業」をしている者も決して少なくはないだろう。

「働いて豊かな生活を得る」
「会社のために一筋に生きてきた」といっても、
その信頼は脆いものでもある。

自分は40歳になって、もう1度人生の設計図を初めから
やり直しと言われたら、描くことができるだろうか?

20年後の未来の設計図を描くに必要なもの

自分のプライドだろうか、はたまた家族であろうか
自分は20年後、何を切り捨て、何を大事に生きているだろうか。

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