ひととき リハビリに弾む心
一病息災の私の一病はリマウチである。
もう18年もの間、自分なりに工夫しながら
痛みと付きあってきた。
ある日友人から社交ダンスの講習会に誘われた。
ひじが曲がらず、おはしだって満足に使えないのに、
ダンスなんて絶対無理と思った。
しかし運動靴でもいいからと
とりあえずスニーカーで参加した。
最初は大変だったものの、回を重ねるごとに
だんだん人並みに動けるようになってきた。
最初65人いた男女は、いつしか40人に減ってしまったが、
私は週1回の練習の日を待ちわびるようになっていた。
そのうち、リマウチが私に近寄らなくなったように感じた。
ダンスの日は、家を出る時間を逆算して身支度をする。
手がうまく挙がらないので、イヤリングをつけるだけでも
7,8分かかる。それでも思い切りおshれをし、主人を
尻目にウキウキと出かける。それにしてもこの体で
この年で、なぜダンスがこんなに楽しいんだろう。
コーラスや水中歩き、大正琴など、リハビリのための
おけいこごとは、ほかにもしているのに。
そうだ、相手がいるからだ。異性と真剣に向き合うときの
気持ちの張り。これがリマウチの何よりの薬になっているんだ、
と香水をつけながら気づいた。
ダンスを始めてからあっという間に1年が過ぎた。
この気持ちの華やぎがある以上、続けられる限り
続けたいと思っている。
東京都 主婦 62歳
(朝日新聞 1998年4月3日付 家庭欄より)
相手がいるから、頑張れるというのが印象的だった。
私達の身の周りは、
色々との障害があって、無理
友達や親の反対があって無理
という風なことが、よくある。
自分の知らないうちに、無理だというマイナスイメージが
ついてしまっている。
でも意外に、そういったマイナスのイメージは
やっているいうちにプラスのイメージに変えられることが多い。
4月新しいことを始めるのに
いい季節がはじまる。
誰かに背中を押してもらってもいい
自分が自分の心をちょっとだけ動かしてもいい
何かをはじめてみてはいかが。
一病息災の私の一病はリマウチである。
もう18年もの間、自分なりに工夫しながら
痛みと付きあってきた。
ある日友人から社交ダンスの講習会に誘われた。
ひじが曲がらず、おはしだって満足に使えないのに、
ダンスなんて絶対無理と思った。
しかし運動靴でもいいからと
とりあえずスニーカーで参加した。
最初は大変だったものの、回を重ねるごとに
だんだん人並みに動けるようになってきた。
最初65人いた男女は、いつしか40人に減ってしまったが、
私は週1回の練習の日を待ちわびるようになっていた。
そのうち、リマウチが私に近寄らなくなったように感じた。
ダンスの日は、家を出る時間を逆算して身支度をする。
手がうまく挙がらないので、イヤリングをつけるだけでも
7,8分かかる。それでも思い切りおshれをし、主人を
尻目にウキウキと出かける。それにしてもこの体で
この年で、なぜダンスがこんなに楽しいんだろう。
コーラスや水中歩き、大正琴など、リハビリのための
おけいこごとは、ほかにもしているのに。
そうだ、相手がいるからだ。異性と真剣に向き合うときの
気持ちの張り。これがリマウチの何よりの薬になっているんだ、
と香水をつけながら気づいた。
ダンスを始めてからあっという間に1年が過ぎた。
この気持ちの華やぎがある以上、続けられる限り
続けたいと思っている。
東京都 主婦 62歳
(朝日新聞 1998年4月3日付 家庭欄より)
相手がいるから、頑張れるというのが印象的だった。
私達の身の周りは、
色々との障害があって、無理
友達や親の反対があって無理
という風なことが、よくある。
自分の知らないうちに、無理だというマイナスイメージが
ついてしまっている。
でも意外に、そういったマイナスのイメージは
やっているいうちにプラスのイメージに変えられることが多い。
4月新しいことを始めるのに
いい季節がはじまる。
誰かに背中を押してもらってもいい
自分が自分の心をちょっとだけ動かしてもいい
何かをはじめてみてはいかが。
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