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読むのではなく、感じること

2007-12-20 21:41:10 | 旧メンバーブログ
高村薫氏が、AERAの雑誌でこのようなことを
述べている。

「KY」という言葉。
隠語にしては面白くも何ともない。
そのストレートすぎる表現から見えるのは、

「空気を読むこと」が
現代の社会人にきわめて真面目に
深刻に意識されている事実である。

この洒脱な日本で面白さのない
隠語が流行ること、そのことが私は気になる。

一般に空気を意識して、読もうとするのは
社会性や対人関係を学びはじめたばかりの幼児であり、
大人が必要以上にその場の空気を読むのは、
相手との摩擦を回避するための過剰な行為である。

これは対人関係を築くことに不得手な大人が増えたために
誰もが会社や家庭でわざわざ人の顔色を意識して
伺わなければならないのかもしれない。
またネット社会の中で、実際の顔色を伺うことの
できなくなったぶん、物言いや行動のことをさすようになったと。


以前にも増して、世の中は黙るということに
敏感になったのかなぁと感じる。それは、普段ノリが生活していても
思う。相手との沈黙に堪えきれなくなって、何か話そう、話そうと
変にあせったちなんかもする。

昔の日本人の気質に、思ったことをそのまま言うのではなく、
話をずっと聞いた後で、最後に意見・考えを言う、そんな日本人が
多かったと聞く。また、日本人は「イエスマン」と呼ばれ、
揶揄されたこともあった。


相手を説得し、言葉で伝えること・・コミュニケーションの1つである。

また、黙することもコミュニケーションの1つである。

時間に追われる毎日にあって、

人と話すとき、ゆっくりその人が話す間を大切にしたいと
思うノリでした。

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