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中学生からで学んだこと

2007-03-24 23:31:24 | 旧メンバーブログ


3月12日、新潟県の公立高校の合格発表日、

私の携帯電話が鳴った。

電話から聞こえてきた声は、喜びに満ち溢れた

声ではなく、悲しみと申し訳なさでいっぱいの

泣き声だった。



「すいません、落ちてしまいました」




声は震えており、やっとのことで搾り出した声だった。


その声は今でも自分の耳から離れない。

先々週の記事に書いたが、受験3ヶ月前から私は中学生の家庭教師

を引き受けていた。


志望校に合格させてあげることができなかった悔しさで

目からは大量の涙が零れ落ちた。

「何でなんだ、何がいけなかったのか」

と自問自答を繰り返し、泣きながら

近くにあったノートに考えられる

問題点を書きなぐった。


そこから一つ見えてきたもの。

それは、2人の見ている世界が違ったということである。


私の当たり前と、その中学生の当たり前は当然違うわけで、

指導当時から、そのことはよく理解していたつもりだった。

しかし、俺は理解したつもりになっていた。

小学校時代の基礎ができていない、頭の中でイメージできない

ということは分かっていたが、それができないと入試に出てくる

問題がどう見えるのか、どんな風に感じるのかということが

全く理解できていなかった。


もし3ヶ月前に戻れるものなら、まずは徹底的に基礎力をつけさせる

所から始めたいと思っている。


しかし、タイムマシーンにのって3ヶ月前に戻るということは

できるわけもない。

教えるということはその子の人生を変えてしまうぐらい、

とてつもなく尊いものであり、そして責任感を伴うものだと感じた。

そして、教える側の熱意や人格によって教え子も劇的な変化を見せる

のではないかとも感じた。



その中学生は結局、併願していた私立の高校に

通うことになった。

心を入れ直し、今は毎朝ランニングをしているという。

先日、会いに行きこの春休みにやるべき内容を教えた所、

毎日、メールで報告が来る。



受験には負けてしまったが、私達二人に多くのことを教えてくれた

3ヶ月だった。

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1 コメント

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また歩き出せますよ (ノリ)
2007-03-25 10:31:59
家庭教師で指導してしまった子が
落ちてしまったことは残念ですね。

こんな言葉を本で見つけたことがあります。

後悔は過去を悔やむこと。反省は未来を変えるために
自分を見つめなおすこと。

ノリはどんな失敗も全て反省にしていくつもりです。

ヒロもその子もその3ヶ月間はきっと、後悔ではなく
反省に変えられると思います。

どのような道を選ぶにしても、それによって
得られるものがあることは確かです。

きっと結果以上に過程を見守っていたのは、ヒロだと
思います。

これからもゆっくり見守ってくださいネ。

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