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JOYJOBメンバー他では言わない自身の秘密?!を毎日更新

君去りしのち・・・

2010-03-04 14:32:50 | 旧メンバーブログ
木曜日担当のノリです

ついに3月に入り、ノリの大学生活も1ヶ月をきりました。
こうして、ずっと習慣にしてきたブログも、
大学卒業と同時に今月で一段落かなと
思っています。1ヵ月後は、研修中ですね。

社会人になって、仕事や心に余裕が持てるようになったら、
また、すこし何処かで、ブログを書いているかもしれません。

中学、高校と卒業という言葉を聞いても、
まぁ、たいして何かが変わるわけではないと思っていました。

しかし、なんとなく大学の卒業となると、
すこしばかり自分の心境も変わっています。

地元である岩手から、大学で新潟に来て、そして社会人になれば、
勤務地も全国にあるため、
おそらく、なかなか新潟には、足を運べないなと思っています。

そのため、お世話になった人のもとのところにですが、
挨拶もかねて、お茶を飲みにいったりしています。

ノリがいなくなると、寂しくなるな、と言ってもらえることや、

社会人になっても、新潟に遊びにきなよ、顔出してね、と

言ってもらえることは、ありがたいことだと思っています。

先日、社会人の方に、就職と卒業のお祝いということで、

飲みに連れて行ってもらった時には、

あまりにリラックスしすぎていて、それじゃ、社会人になってから、苦労すると

色々、叱られながら礼儀作法に関して教えてもらいました。

何かを学ぶという姿勢には、学生も社会人も、いくつになっても、

変わらないものだと思いますが、

それでも、年齢に応じて、学生ではなく、社会人として、

その場、その場で、とるべき態度ということが決まってくるような気がします。

人から教えてもらえるうちが花というように、

年齢とともに指摘してもらえる機会は減っていきます。

だからこそ、いまは一つ一つを大切に聴いた方が良いのだと、

教えてもらいました。


どんな人にも、出会いがあり、別れがあります。

今日のタイトルは、重松清の「きみ去りしのち」という本のタイトルからつけました。

その本の中で、気に入っているところを抜粋します。↓↓

「涙が涸(か)れるっていうのは、ほんとだと思う。1年間めそめそ泣きつづけるのって、

 けっこう難しいことなんだよね。」

私もそう思う。一生消えない傷を心に負っても、

ひとは一生泣きつづけるわけではない。そして涙が涸れたからといって、

傷が消えてしまったわけでもない。私たちがこれから、背負っていくのは

涙の出ない悲しみなのかもしれない。

洋子はシャンパンをすすって、「最近こんなこと思ってる」と話を先に進めた。

「乗り越えなくていいんだって。自分の子どもが死んだことを乗り越えるなんて

 絶対にできるわけない。そんなの生きてる人の傲慢だよね。」

(重松清 『きみ去りしのち』 文藝春秋)

きみ去りしのちは、幼い息子を喪った父とその日を前にした母に寄り添う少女の
巡礼の旅の物語です。

重松さんの作品は、すいすい文章が入って読めることが多いのですが、
今回の作品は、いつもより、読み進まなく時間がかかりました。

出会いもいつくるか、わからない。

別れも同様に、いつくるか、わからない。

だからこそ、出会いや別れを受け容れるということ、
簡単なようで、難しいものですよね。

ゴスペラーズのどの曲の歌詞だったのか、忘れてしまいましたが、
気に入っているフレーズがあります。

思い出がそっと優しく背中を押してくれる。

だから、きっとまた、前に踏み出していける。

こんな感じだったと思います。

うれしい思い出も、楽しい思い出も、辛い思い出も、悲しい思い出も、

過ぎ去ってしまって思い出になったものは、

きっと、背中を押してくれるものだと思っています。

きちんとお別れをして、社会人として1歩踏み出して歩きたい

そう思う、ノリでした。




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