必要なときに思い出すこと☆

木曜日担当のノリです

長い間、ちょっとブログをお休みしていました。
行脚の旅を終え、次の週には、振り返りを書いたものの、

ブログを書こうとは思うものの、手が進みませんでした。

書きたいことはあるはずなのに、自分の中で上手くまとまらない。

そうしているうちに、３週間も過ぎてしまいました。

行脚の初日に、新潟市役所の前の噴水で、

出発式を行ったのですが、その時に筆箱やメモ帳を一式
そこに忘れてきてしまいました。

筆箱には、ＵＳＢメモリーも入っていたり、メモ帳には、
今までのミーティングの内容を書いていたり、と宿に入ってからは
ちょっと落ち込んでいました。

失くしたものをガタガタ言ってもしょうがないんだから、
とりあえず、風呂に行こうと、行脚の隊長であった谷口さんと
お風呂に行きました。


湯船の中で、谷口さんが言ったことが強く残っています。

「失くした物は、今のお前に必要じゃなかったから、
　無くなったのかもしれないな。
　それに、ずっと持っていたり、とっておく必要ってないと思う。
　俺も前に日記をつけたりしたけど、それ１度も読み返したことない。

　忘れてもいいんだけど、用はそれを必要な時に思い出せるかってことが
　大事だと思う。だから、無理に全部を覚えておく必要はないよ。」

その時は、でもなぁと思って、聞き逃していましたが、
今は、そのことが少しわかる気がします。
（ＵＳＢとメモ帳は社会人の方が預かっていて、後日届けてもらいました。）

行脚を終えて、５日間ほど岩手に帰省をした時に、
懐かしくなって、中学生のころに書いた文集に目を通してみました。

当時、この文集を受け取った頃は、自分の文章が何を書いたを
チェックするくらいで、それほど友達が何を書いたのか、までは
詳しく読んでいなかったと思います。

あの頃、何を思って書いていたのかな、と自分の文章よりは、
友達の文章を読んでいました。

その中に、仲の良い友達にあった文章

Ｔ・Ｓが、いつも頑張っているから、俺も負けずにがんばらなきゃと
気合を入れなおしました・・・・・

（ちなみに、ｔ・ｓというのは、ノリのことです。）

まさか、中学生の頃、友達の作文に、自分のことが出ているとは、
露知らず、自分のこと、見てくれてたんだなと改めて感じました。

ずっと、過去のことを
覚えている必要はない。でも、困った時、自分が必要だなと感じる時に、
その経験を思い出すことが出来るか、
それが大事な気がします。

忘れたり、無くしてしまうことは、ちょこっと怖いですが、
忘れたり、無くすことで、見える新しいことを大切にしていけたらと
感じるノリでした。