「ドコモの携帯。都心でつながりにくい」
売れすぎて、苦情相次ぐ
ドコモの携帯電話が、東京の都心で
通話中に切れたり、音質が悪かったりという
苦情が郵政省に相次いでいる。
ドコモが関東地方で、純増分の80%以上のシェアを
取る寡占状態にあり、無線基地局を増やす設備投資が
追いついていないなどが、理由との指摘もある。
都心部のビルの屋上などに、1.2キロごとに設置されている
無線基地局には、それぞれの電話の回線容量がある。
近くの無線局がいっぱいだったり、ビル陰やビルの高いところでは
遠い無線基地局から電波を受信するため、電波が弱いところがある。
このため、音質が悪くなったり、切れやすくなったりする。
ドコモは無線基地局を増やすことで、電波の混雑を解消しようと、
今年度もグループ全体で、6000億円の設備投資をしている。
しかし、無線局を建てすぎると、相互に電波干渉を起こして、
通話状態が悪くなる場合がある。
通信に詳しい、メリルリンチ証券東京支店のシニアリスト
大田氏は、
「ドコモは設備投資が追いつかず、都心部では他社に比べて、
通話の品質が悪い。 しかし、他社より、
良く端末を大量化することでシェアを伸ばしてきた。」
と分析する。
(朝日新聞 1998年3月6日付け 経済面より)
携帯電話産業から三菱が端末の開発をやめることに決めた。
10年前である、1998年は携帯電話の総台数は2947万台であったが、
現在は、1億台を突破している。
新規の顧客が増えるというよりも、
これからは限られた人数の中でのシェアの争いになる。
10年前、携帯電話は通話の機能さえ
しっかりしていればよかったのかもしれない。
しかし、今日では通話機能、メール機能のほかに、
テレビが見れるといったワンセグ、お財布ケータイなど
ケータイに求められている機能は様々に及ぶ。
使い勝手のよさのほかに、ケータイのデザインといったものにまで
充実させる必要がある。
三菱はドコモではDシリーズとして、折りたたみ型ではなく、
スライド型のデザインを打ち出してきた。
世界のケータイがウェブ2.0から2.5になろうかとしているところに
日本のケータイはウェブ3.0のような状態になりつつあり、
その端末の開発費用だけでも、莫大な費用がかかっている。
世界のケータイのシェアを見ても、日本の会社はわずか数パーセントでしかない。
日本でシェアを伸ばすのではなく、世界に目を向ける必要があるのではないか
日本各地に無線基地局が建てられ、電波の届かないところは
なくなりつつあるどころか、日本のケータイは世界にも
持ち運びが可能になっている。
ケータイ産業は、いったいどこへ向かうのだろう!?
売れすぎて、苦情相次ぐ
ドコモの携帯電話が、東京の都心で
通話中に切れたり、音質が悪かったりという
苦情が郵政省に相次いでいる。
ドコモが関東地方で、純増分の80%以上のシェアを
取る寡占状態にあり、無線基地局を増やす設備投資が
追いついていないなどが、理由との指摘もある。
都心部のビルの屋上などに、1.2キロごとに設置されている
無線基地局には、それぞれの電話の回線容量がある。
近くの無線局がいっぱいだったり、ビル陰やビルの高いところでは
遠い無線基地局から電波を受信するため、電波が弱いところがある。
このため、音質が悪くなったり、切れやすくなったりする。
ドコモは無線基地局を増やすことで、電波の混雑を解消しようと、
今年度もグループ全体で、6000億円の設備投資をしている。
しかし、無線局を建てすぎると、相互に電波干渉を起こして、
通話状態が悪くなる場合がある。
通信に詳しい、メリルリンチ証券東京支店のシニアリスト
大田氏は、
「ドコモは設備投資が追いつかず、都心部では他社に比べて、
通話の品質が悪い。 しかし、他社より、
良く端末を大量化することでシェアを伸ばしてきた。」
と分析する。
(朝日新聞 1998年3月6日付け 経済面より)
携帯電話産業から三菱が端末の開発をやめることに決めた。
10年前である、1998年は携帯電話の総台数は2947万台であったが、
現在は、1億台を突破している。
新規の顧客が増えるというよりも、
これからは限られた人数の中でのシェアの争いになる。
10年前、携帯電話は通話の機能さえ
しっかりしていればよかったのかもしれない。
しかし、今日では通話機能、メール機能のほかに、
テレビが見れるといったワンセグ、お財布ケータイなど
ケータイに求められている機能は様々に及ぶ。
使い勝手のよさのほかに、ケータイのデザインといったものにまで
充実させる必要がある。
三菱はドコモではDシリーズとして、折りたたみ型ではなく、
スライド型のデザインを打ち出してきた。
世界のケータイがウェブ2.0から2.5になろうかとしているところに
日本のケータイはウェブ3.0のような状態になりつつあり、
その端末の開発費用だけでも、莫大な費用がかかっている。
世界のケータイのシェアを見ても、日本の会社はわずか数パーセントでしかない。
日本でシェアを伸ばすのではなく、世界に目を向ける必要があるのではないか
日本各地に無線基地局が建てられ、電波の届かないところは
なくなりつつあるどころか、日本のケータイは世界にも
持ち運びが可能になっている。
ケータイ産業は、いったいどこへ向かうのだろう!?
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