銀のスプーンのお話

木曜日担当のノリです

うっかりしていて、１日遅れの更新です。
ちなみに今日は１３日の金曜日「ジェイソン」です。

何かが、起こりそうな予感の１日です

先日、とある会社での説明会のこと。
会社のエピソードを映像で流したときのＢＧＭが

BUMP OF CHICKENのメロディーフラッグという曲で
思わず懐かしいと、思いながら映像と音楽との余韻に
浸ってしまいました。

BUMP OF CHICKENのメロディーフラッグという曲

歌詞の一部抜粋してお届けします。

「疲れたら　ちょっとさ　横に座って話そうか

　いつだって　僕らは　休むまもなく　さまよった

　目にも止まらない速度で　世界は明日へと向かう

　響く鐘の音のような　あのメロディーは何だっけ

　（中略）

　変わる景色に迷うとき　微かな音が目印に鳴る

　消える景色のその中に　取り残されたとき

　響く鐘の音のような　あのメロディーは何だっけ
　
　昨日や明日じゃなくて　今を唄った歌

（BUMP OF CHICKENのメロディーフラッグより一部抜粋）

音楽も、もちろん好きですが、
BUMP OF CHICKENは歌詞の内容が好きだったりします。

この歌詞も、まるで今の自分に言われているような気もして、
心に響きました。

ものすごいスピードで変化する世の中であったとしても、
自分のキーになるものは、必ず身の回りに存在することが
あるような気がします。

過去を振り返りたい、そう思った時に、
自分の意識によって、脳の中を洗い出すこともあれば、
好きな曲だったり、昔読んでいた本が、過去の自分を
物語ってくれるのかもしれません。

最近、ふとしたきっかけで読んだ３２６さんの本も
今の自分に当てはまることもあり、とても良かった

また、３２６さんの本は以前は、好きで読んでいたのだが、
ここ２，３年は離れていた。

「君の絵じゃダメだね」　３２６（ナカムラミツル）の中に
素敵なお話があったので、ご紹介します。


３２６さんと、ある女性とでの出来事
会ったのは、１回だけだったが、２年ほどして、福岡の個展で
再会をした時に友達になった。
３２６さんが、東京に進出し、東京に行く前、最後に会った時

彼女は裸のスプーンにリボンをつけて、持ってきて

「スプーンにはすくい取るとか、色々な気持ちを汲み取るとか、
　そういった意味があるの。」って教えてくれた。

「あなたは人が気づかないようなことがすくい取ることができるし、
　沈んでいるひとを救うことができるから、これを東京に持っていって」

その言葉に、僕はすごく感動してしまって、今もそのスプーンを
大切にしている。そのスプーンは、すごく僕の背中をポンッと押してくれた。

そんな銀のスプーンのお話。

（「君の絵じゃダメだね」　３２６ナカムラミツルより一部抜粋）

普段、食事使っているスプーン
これを読みながら、素敵なお話だと、自分も感じました。
スプーンのように、気持ちをくみとること。
決して１回の量は微量かもしれないけど、それでも、
相手の気持ちをくみ取ることは大事である。

そうすることで、相手の背中を押せるそんな大人に
近づけたらよいと考える。

読者の皆さん、あるブログから何だけどねと、
誰かにこんなスプーンのお話をしてみてはいかがだろうか？
きっと、誰かの背中をそっと押してくれる、
そんな素敵なお話になれば、嬉しいです。