4月13日、ヒルトン東京お台場より本協会が依頼を受けて、「ベジタリアンの基礎知識」および「食物アレルギーの基礎知識」と題する研修を行いました。
「ベジタリアンの基礎知識」は、本協会の垣本充代表が、「食物アレルギーの基礎知識」は日本ベジタリアン学会理事(博士(栄養学))の仲本桂子さんが講師を務めました。
「ベジタリアンの基礎知識」は、垣本代表がIVU(国際ベジタリアン連合)の学術理事を務めた経験から、ベジタリアンの歴史や理念、そのカテゴリーや、ベジタリアン食やビーガン食の国際基準などについて、英国ベジタリアン協会のレストラン・食品認証制度やEUの食品安全政策などを用いて解説を行いました。
「食物アレルギーの基礎知識」は、仲本講師が東京衛生病院健康教育科長を務める経験を生かして、食物アレルギーの定義、分類、食物依存性運動誘発アナフィラキシー、口腔アレルギー、アレルゲンとなる食物、食物アレルギー高頻度食品、卵、牛乳アレルギーの代替食品、アレルギーの栄養指導など広範囲の解説を行いました。
総数70名を超える出席者があり、その内訳は、レストラン・スーパーバイザー、営業部や料理飲料部、宴会関係の管理職、各種料理担当のシェフから、新入社員の方々まで多岐に渡りました。
本協会は、観光庁の外国人客への食対応マニアルのベジタリアン章担当のほか、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、農水省や東京都からベジタリアン食のグローバル・スタンダードについてヒアリングを受けています。
今回、ベジタリアン食を希望される外国人客やアレルギーなどの疾病を持たれているクライアントへ真摯に対応されるホテルの姿勢を感じ、大変やりがいを感じたセミナーでした。(written by MK)