「マハトマ・ガンジーご生誕150周年記念ベジタリアンフェス in インド大使館 」
(インド大使館・NPO法人日本ベジタリアン協会共催)
5月23日に、東京都千代田区のインド大使館にて、本協会と大使館の共催イベント、「マハトマ・ガンジーご生誕150周年記念 ベジタリアンフェス in インド大使館」が開催されました。
このガンジーご生誕150周年を記念するイベントは、昨年12月にインド大使館から協会事務局に連絡が入り、ディプティ書記官と松原広幸評議員が最初の話し合いを持ちました。その後、今年3月に大使館文化センター長のシン教授と垣本充代表が話し合い、このイベントの5月開催が決定されました。日本を代表するベジタリアン団体として、ベジタリアニズム発祥の国であるインド政府から、このイベント開催を要請されたことは本協会にとって大きな喜びでした。
当日、日本からは本協会会員など約50名が出席されました。
協会関係では、名誉会員の鶴田静・レビンソンご夫妻様など30数名、大学・学術関係では、日本ベジタリアン学会会長で大阪信愛短大学長の高井明憲博士、学会理事の中川正博博士、仲本桂子博士、相模女子大学準教授の嵐雅子博士など、また、ブラーマクマリスのインド本部グローバル病院院長のパータップ・ミダ博士、ブラーマクマリス東京センター理事の本多瑞枝様、内閣府の小城徳勇様などが出席されました。企業からは、(株)サン・クロレラ国際部長兼ロンドン支店長の西巻義人様、オタフクソース(株)執行役員国際事業本部長の宮田裕也様をはじめ、エスビー食品(株)、王様製菓(株)、(株)ニッコクトラスト各社からVIPが出席されました。
インド大使館からは、サンジェイ・クマール・ヴァㇽマ大使閣下、文化センター長のシン教授、司会進行役 渡邉太一様をはじめ、インド大使館関係者約30名が出席されました。
開会のあいさつは、サンジェイ・クマール・ヴァㇽマ大使閣下より、インドとマハトマ・ガンジーの非暴力運動、そして、ベジタリアニズムとのつながりについてお話頂きました。
続いて、本協会代表 垣本充博士より、協会とマハトマ・ガンジーとの関係をはじめ、インドは崇高な哲学や仏教発祥、数字の0の発見など偉大な歴史があり、世界のベジタリアニズムのルーツであるという話を行いました。
日印協会の代表理事からもご挨拶を頂き、
インド食研究家のヘマ・パレック様によるジャイナ教などの宗教食とインドベジタリアン事情についての講演がありました。
日本文化として、全員ベジタリアンのベジタリアート・ミュージックよりパフォーマンスがあり、美しいハーモニーの「翼をください」や、佐橋啓空僧侶の「般若心経」との迫力のあるコラボレーションはインド大使館関係者に大きな感激を与えたようでした。
続いて行われたインド舞踊では、伝統あるインドの弦楽器と打楽器による演奏の中、打楽器奏者の声を出しながら打つ音に合わせて、女性が足をタップさせながら踊るというパフォーマンスで、ひと時も意気が乱れることなく、いたる場面で拍手喝采が起きていました。
印日のパフォーマンスが終わると、大使からの感謝状授与が行われ、
協会名誉会員の岡芙三子様(マハトマ・ガンジー著の『ガンジーの健康論』を翻訳)、
伊藤信子代表とジャパン・ヴィーガン・つぶつぶの皆様(本イベント懇親会の日本型ヴィーガン提供)、牛島正人代表とベジタリアート・ミュージックの皆様(本イベントでの日本文化紹介のパフォーマンスの奉仕活動)に感謝状が贈られました。
垣本代表には共催者として労いの印として大使より記念品が贈られました。
続く懇親会では、日本式ヴィーガン食である雑穀菜食つぶつぶ料理と、大使館が用意されたインドカーがビュッフェ形式で振舞われ、ご参加された皆様は食事をされながら交流を楽しんでおられました。
懇親会が行われたスペースには、若き時代のマハトマ・ガンジーの写真が置いてあり、そこで記念撮影が行われており、改めてガンジーの偉大さを感じ、生誕から150年たっていてもガンジーの影響力は健在であると思いました。そして、そんなガンジーのおかげで、多くの方がベジタリアニズムに影響を受け、お互いがつながりを持つことができているのだと実感しました。
このようなイベントを成功させることができましたのは、インド大使館の皆様そして、懇親会で料理をご提供いただきましたつぶつぶ関係者様、日本のベジタリアンとしてパフォーマンスをいただきましたベジタリアート・ミュージックの皆様、そして、ご参加くださった皆様のおかげです。
心より感謝いたします。
(報告:橋本晃一)
NPO法人日本ベジタリアン協会
ホームページ:http://www.jpvs.org/