【ディープステートと戦う正義のヒーロー】
馬渕睦夫、高山正之、渡辺惣樹、船瀬俊介など、日本を代表する陰謀研究家たちは皆口を揃えて「トランプはディープステートと戦う正義のヒーローだ!」とトランプを絶賛し、ディープステートとの善と悪の戦いに胸を熱くしています。
私はそんな彼らを少し上から目線で「いやいや先生方、トランプ陰謀論はそんな単純な問題じゃないんですよ」と苦笑を繰り返していました。
というのも、当時の私は鈴木啓功という研究家の説を軸に考察を進めていたからです。
【ロスチャイルドvsロックフェラー】
鈴木啓功によるとトランプはディープステートと戦っているわけではなく、ロックフェラーの手先として闇の権力内のライバルであるロスチャイルドと戦っているだけだそうです。
かねてからロスチャイルドとロックフェラーの間で権力闘争が起きており、アメリカ大統領選挙は彼らの代理戦争だそうです。
そして2016年の大統領選挙でロックフェラー陣営は、ヒラリーの対抗馬としてジェブ・ブッシュを送り込んだのですが、ブッシュ家はアメリカ国民に人気がないため、保険としてニューヨークの不動産王トランプを送り込んだそうです。
そして見事その奇策がはまり、トランプが大統領になってロックフェラーの時代に変わった──というのが鈴木啓功の説。
【トランプとロックフェラー】
私がなぜこの説を信用したのか?
実はトランプは過去に何回か破産したことがあり、そのたびにブッシュ(黒幕はロックフェラー)に助けてもらったという過去があるそうなのです。
また、トランプの父親は昔からデビッド・ロックフェラーのチェース・マンハッタン銀行と取引しており、トランプの妹もチェース・マンハッタン銀行に就職、トランプの姉の息子の名前は「デビッド」だそうです。
つまりトランプとロックフェラーは切っても切れない関係であり、鈴木啓功の「トランプ=ロックフェラーの手先説」に非常に強い説得力を感じたのです。
さらに鈴木啓功は2020年に東京オリンピックが開催されないことを的中させた人でもあり、私の鈴木啓功への信頼度は高まるばかりでした。
【ピーター・ティール】
また、Mr.都市伝説・関暁夫の「ピーター・ティール黒幕説」もあとを押しました。
ピーター・ティールとはペイパルマフィアのドンで、ベンジャミン・フルフォードによるとビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグよりビルダーバーグ会議での立場は上だそうです。
関暁夫によるとそのピーター・ティールがトランプのバックについており、ピーター・ティールのおかげでトランプは大統領になれたそうです。
これらの情報から私はトランプのことを「ロスチャイルドと戦うロックフェラーの手先」と考えるようになり、「ディープステートと戦う正義のヒーロー説」は頭から消えていきました。
【まとめ】
●トランプには「ディープステートと戦う正義のヒーロー説」や「ロックフェラーの手先説」など、いろいろな陰謀説がある。