✳️【不正選挙】
本書の題名にある「陰謀論」を辞書風に定義すると「ある出来事について、広く事実として認められている公の情報や、それに基づく社会の標準的な理解とは別に、確実な根拠もないまま、特定の組織や人物がみずからの利益のため秘密裏に策を弄した結果と考える主張」となります。
現代日本での具体例を挙げてみましょう。
2012年の総選挙で民主党(当時)が下野し、自民党が政権に復帰して以来、国政選挙では自民党が勝利し続けています。これに対して、一部の野党支持者からは「投票用紙の交付機、読取分類機など選挙用機材をほぼ独占的に提供している企業、ムサシが大手広告代理店の電通と結託し、自民党を勝たせるため、不正な手段で選挙結果を動かしている」という主張(陰謀論)が、選挙のたびに出てきます。
ムサシと電通の結託を主張する人は、両社の本社が近くにあることなども根拠にしていますが、両社に資本関係はまったくなく、ムサシ本社の近くには自民党政権に批判的な論調で知られる朝日新聞の社屋もあります。さらに、ムサシの読取分類機では投票用紙のすべての流れが外から目視できるので、取材メディアを含め衆人環視の下、開票所に居合わせた全員が結託しない限り、票の不正操作は物理的に困難です。
そもそも、2009年の総選挙で野党が勝利し、自民党が下野した際もムサシの機械が使われていました。したがって、ムサシ陰謀論はまったくのデマとして、まともな政治家や言論人からは相手にされていません。
ここ数年の選挙で自民党が勝利を続けてきたのは、動機はどうあれ、有権者が自民党に投票してきた結果です。もちろん、現政権への批判や憂慮が公の場で忌憚なく語られることは民主主義国家として健全なことですが、政権批判にデマを紛れ込ませ、根拠のない陰謀論に与して選挙結果を認めようとしないのであれば、それこそ、民主主義を否定することになります。 内藤陽介〈みんな大好き陰謀論〉より
✔️【逆デバンキング〈不正の根拠など腐るほどある〉】
なにかの冗談でしょうか?不正の根拠など腐るほどあります。
舛添要一が東京都知事に当選した際の選挙で、とある起こりえないことが起きたのです。
なんと東京23区すべてで、舛添要一の得票率が前回当選した猪瀬直樹と同じ48%ピッタリだったのです!
これは統計学的にありえないことであり、舛添要一が当選するように仕組まれた出来レースたったのです。元外務省の孫崎享が告発しています。
【なぜか開けられていなかった投票箱】
次に2016年の参院選速報。
午後8時に各テレビ局が各党の獲得議席数を表示したのですが、実はその時点で全国の投票所は閉まっており、投票箱は開けられていなかったのです……!
「投票終了と同時に当確が決まる日本の選挙」と、YouTubeの告発動画は揶揄しています。
【最下位の山口那津男が当選した怪】
また、2013年に参院選挙で、市民団体の出口調査(場所は東京都杉並区桃井第3小学校投票所)で衝撃の事実が明らかになりました。
得票率1位は山本太郎で、最下位9位が当選した公明党の山口那津男だったのです。なぜ最下位の人間が当選できるのでしょうか?
【安倍晋三の不正】
また、オリーブの木の黒川敦彦が、当時の首相である安倍晋三の不正を暴いたことがあります。
当時、黒川敦彦は無所属新人として立候補し、開票96%で得票数1975票でした。
が、「明らかにおかしい」とライバルの共産党関係者からも疑問の声が相次ぎ、選管が慌てて集計をやり直す事態となりました。その結果、驚愕の事実が明らかとなります。
黒川敦彦の本当の得票数は6212票で、安倍晋三の得票数は1655票も水増しされていたのです!
【元ムサシ職員の内部告発】
最後に、ムサシにつとめていた女性の内部告発を紹介します。
「『遠隔で入るためのIDとパスワードを2006年の段階で設定した』と社長が本人が言っています。バックドアは普通、リコール対象になります。それを通じて侵入することができます。そのバックドアが2006年段階で設置されている。恐ろしい問題が出てきました。だとすれば確信犯です。あとから遠隔で入れるように、わざわざバックドアをつけた」
「実際の票数を細工することはなんでもできます。数字をいじれるのだから、開票結果を全部いじれます」
……アメリカで不正選挙を告発しているとある人物の言葉にこのようなものがあるそうです。
「自動票数計算機を信じる人がいたら、脳みそを検査してもらう必要がある」
……というお話でございます。
【まとめ】
●不正選挙の決定的な証拠はいくらでもある。
●ムサシで不正がおこなわれていたことを元職員が告発している。