肌色のポートレート: 杉原爽香〈41歳の秋〉 (光文社文庫) | |
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光文社 |
「おそろし」の原作を買いに行って一緒に買ってきました。
爽香も41歳。かなり疲れがたまっていますが、相変わらずの判断力と行動力です。
事件は爽香が望まなくてもいつも向こうから近づいてきますね。
自分を襲った(未遂)相手(しかも老人)と結婚って、ありえないんですが、
久保坂あやめも赤川作品らしい「元気な女の子」です。
このありえないシチュエーションって、男性の夢って感じですかねぇ。
さえないくたびれたサラリーマンが若い女性に言い寄られたりしますもんね、赤川作品って。
さて、兄が相変わらずクズです。
同じ両親から生まれたのに、なんでここまでクズなんでしょうか。
甥っ子も姪っ子も頑張って生きてるのでもうお兄ちゃん退場でいいんじゃないでしょうか。(このままじゃ実家のお母さんが倒れちゃう)
そして明男、舞が結婚してやれやれと思ったら、シングルマザーに言い寄られてる。
家に上がっちゃダメでしょ。そういうのって絶対噂がたつものです。
お茶飲んでたなんて言ったって信じてもらえないよ。
どうしてこうこの旦那はふらふらするんだろう。
---しかし、生徒の母親との恋愛など、明男の仕事にとってはとんでもない話だ。
それでも、明男は放っておけなかった。
バカですか?
そのやさしさのせいで教授の奥さんとあんなことになったのに。
爽香が忙しすぎるから?
爽香がいなかったら今の幸せなんてないのに。
例の絵もますます話題になりそうだし、都市開発の仕事も大変そう。
次作も楽しみです。