2本立て万歳!
【モンテ=クリスト伯】
えーと、原作は、小学生時代に『巌窟王』タイトルの抄訳を読んだっきりで、
ろくすっぽ覚えちゃいません。
でも、良いタイミングでNHKのEテレの番組「100分de名著」で取り上げてくれていたので、
それを見て予習しました(爆)
後は、新感線の「蛮幽鬼」かなあ…
主人公の「伊達土門(だてのどもん)」は「エドモン・ダンテス」だし、
ペナンの存在も、エデ姫が元ネタだったわけですね。
石田先生作品もいつ以来だ…?
ショーだと「風の錦絵」(2009雪組)があったけど、それでさえ4年前、
お芝居だと「維新回天 竜馬伝」(2006宙組)…って、6年ぶりです、見るの。
久しぶりに見て思ったのは、
石田先生、上手いよねということ。(なぜ上から目線)
テンポ良く展開していく舞台、くるくる動く舞台装置、シリアスとコメディの配合。
……ただ、そのセンスの端々が「タカラヅカ」と相性が悪いだけで(爆)
狂言回しとなる、現代の若者グループ。
ところどころで半端なコスプレ(笑)して、話に交じってくるあたりは実は嫌いじゃないんですが、
「現代で言うと~」が、全然わかりやすくない上に的確でもないので(爆)微妙ですね。
何より、物語に入り込みたい場合には邪魔になると思う。
以下、ちょっとネタバレします。
何よりも。
エドモン@かなめさんが、カッコいい。
個人的に一番好きなのは、「モンテ=クリスト伯」としての、ヒゲ付きダンディ姿かな♪
でも最初の、ヒゲ無しキャプテン!も、ヒゲあり囚人も、変装の数々も、全部素敵。
「伯爵」が好きなのは、その心の闇が好物…というか、好きな濃度なのかもしれません。
ベルツッチオ@緒月さんに吐露する、癒され得ない心の傷に、ゾクゾクする。
その部分が好きだからこそ。
個人的好みで言うと、悲劇が良かったなあ……。
「蛮幽鬼」が好きすぎるんでしょうかね。(注:別作品)
サジを召喚したくなってしまいましたw 刀衣でも可。
エドモンとメルセデスが、悲劇に抗うのは当然の展開として、
それを阻む純粋な闇の存在が欲しくなってしまった。
ええ、ただのワガママです。
でも、復讐劇は救いが無くてナンボじゃないのかなあ?
少なくとも、神父様@すっしーさんが「救いは『赦し』にしか無い」と言っているわけだから、
エドモンが「赦し」に至る出来事が欲しかったわけですよ。
それは、原作通りの、ヴィルフォール@ちーちゃんの一家に訪れる後味の悪い破滅でもいいし、
(せっかく、エロイーズ@せーこちゃんがいい感じの悪女だったのだから)
フェルナン@まぁくんとエドモンの間で揺れるメルセデス@みりおんの葛藤をもっと正面に出してもいい。
エドモンにしても、あそこまで手を汚しておいての明るいハッピーエンドってどうなんだろう?と。
まあ確かにこの作品のエドモンは、そこまで闇に落ち切っておらず、
だからこそ絶妙に好みだったのかもしれませんが。
そして、あのオチだよね…
ああいうオチにしないと、エドモンがメルセデスを受け入れられないのは、
男性視点(石田先生のね)ゆえなのかなあ……。
まあ、逆に、愛する女性を救って結ばれずに旅立つ、というのも、それはそれで
男の自己満足(正塚作品にありがちな)のやうな気もしますが。
(実際、「100分de名著」での男性出演者の意見は全員
「結ばれずに終わるほうがいい!」だったし。<原作と映画で結末が違う)
でもたくさんの登場人物が皆キャラが立ってて出番もあって、
主役がカッコ良くて場面が豪華で、全体としては楽しんだのですよ!
みりおん健気で良かった! もうちょっとお化粧が上達するといいなあ…
素顔のほうが美人さんです、現時点では。
三悪人(ちーちゃん、まぁくん、ダングラール@ともちん)も良かったし、
エロイーズもエルミーヌ@タラちゃんも濃ゆくて良かったし、
ヴァランティーヌ@瀬音リサちゃんやアルベール@愛ちゃんの存在が救いになってたし、
個人的にはルイジ・ヴァンパ@かいちゃんがすっごく好き!
やっぱり宙組さんはみんなスタイルいいですね。
船員さんたちの脚の長いこと!!
ラストの出航シーンのカタルシスは凄かったしな~。
スッキリ爽やかで、あれでいいのかもしれません。
【Amour de 99!! ―99年の愛―】
ベルばら、オーシャンズ、と一本立てが続いたので、ショーが新鮮。
タイトル、まさか「アムール・ド・きゅうじゅうきゅう」とは思いませんでしたが(笑)
(フランス語の「99」は長ったらしくてわかりにくかったらしいけど、
それにしても藤井先生……)
過去の宝塚のショー作品にオマージュを捧げる構成。
ええ、実際に見たものはないですよ。
全体を通して感じたのは、宝塚のレビューの偉大さです。
こういう歴史があって、ああいう歴史があって、99年続いてきたのだということ。
今見てもびっくりするぐらいの「挑戦作」があって、その上で
タカラヅカの「スタンダード」ができていったのだということ。
…やっぱり語っておかないといけないのは、
かなめ様のパイナップルの女王ですかね。
眼福。
ご馳走様でした。
……しか言いようのない、美しさ。
あの、おみ足…! 思わず生唾を飲み込みましたとも。
長さといい太さといい形といい(何だこの変態的な説明は)
かなめ様の、タカラジェンヌとしての鍛え上げられた積み上げを感じさせてくれました。
その後の若い子たちのロケットと、明らかに違うもんね!!
あの場面のためだけにお金払えますよね(真顔)
お腹いっぱいです。
楽しかった~!!
【モンテ=クリスト伯】
えーと、原作は、小学生時代に『巌窟王』タイトルの抄訳を読んだっきりで、
ろくすっぽ覚えちゃいません。
でも、良いタイミングでNHKのEテレの番組「100分de名著」で取り上げてくれていたので、
それを見て予習しました(爆)
後は、新感線の「蛮幽鬼」かなあ…
主人公の「伊達土門(だてのどもん)」は「エドモン・ダンテス」だし、
ペナンの存在も、エデ姫が元ネタだったわけですね。
石田先生作品もいつ以来だ…?
ショーだと「風の錦絵」(2009雪組)があったけど、それでさえ4年前、
お芝居だと「維新回天 竜馬伝」(2006宙組)…って、6年ぶりです、見るの。
久しぶりに見て思ったのは、
石田先生、上手いよねということ。(なぜ上から目線)
テンポ良く展開していく舞台、くるくる動く舞台装置、シリアスとコメディの配合。
……ただ、そのセンスの端々が「タカラヅカ」と相性が悪いだけで(爆)
狂言回しとなる、現代の若者グループ。
ところどころで半端なコスプレ(笑)して、話に交じってくるあたりは実は嫌いじゃないんですが、
「現代で言うと~」が、全然わかりやすくない上に的確でもないので(爆)微妙ですね。
何より、物語に入り込みたい場合には邪魔になると思う。
以下、ちょっとネタバレします。
何よりも。
エドモン@かなめさんが、カッコいい。
個人的に一番好きなのは、「モンテ=クリスト伯」としての、ヒゲ付きダンディ姿かな♪
でも最初の、ヒゲ無しキャプテン!も、ヒゲあり囚人も、変装の数々も、全部素敵。
「伯爵」が好きなのは、その心の闇が好物…というか、好きな濃度なのかもしれません。
ベルツッチオ@緒月さんに吐露する、癒され得ない心の傷に、ゾクゾクする。
その部分が好きだからこそ。
個人的好みで言うと、悲劇が良かったなあ……。
「蛮幽鬼」が好きすぎるんでしょうかね。(注:別作品)
サジを召喚したくなってしまいましたw 刀衣でも可。
エドモンとメルセデスが、悲劇に抗うのは当然の展開として、
それを阻む純粋な闇の存在が欲しくなってしまった。
ええ、ただのワガママです。
でも、復讐劇は救いが無くてナンボじゃないのかなあ?
少なくとも、神父様@すっしーさんが「救いは『赦し』にしか無い」と言っているわけだから、
エドモンが「赦し」に至る出来事が欲しかったわけですよ。
それは、原作通りの、ヴィルフォール@ちーちゃんの一家に訪れる後味の悪い破滅でもいいし、
(せっかく、エロイーズ@せーこちゃんがいい感じの悪女だったのだから)
フェルナン@まぁくんとエドモンの間で揺れるメルセデス@みりおんの葛藤をもっと正面に出してもいい。
エドモンにしても、あそこまで手を汚しておいての明るいハッピーエンドってどうなんだろう?と。
まあ確かにこの作品のエドモンは、そこまで闇に落ち切っておらず、
だからこそ絶妙に好みだったのかもしれませんが。
そして、あのオチだよね…
ああいうオチにしないと、エドモンがメルセデスを受け入れられないのは、
男性視点(石田先生のね)ゆえなのかなあ……。
まあ、逆に、愛する女性を救って結ばれずに旅立つ、というのも、それはそれで
男の自己満足(正塚作品にありがちな)のやうな気もしますが。
(実際、「100分de名著」での男性出演者の意見は全員
「結ばれずに終わるほうがいい!」だったし。<原作と映画で結末が違う)
でもたくさんの登場人物が皆キャラが立ってて出番もあって、
主役がカッコ良くて場面が豪華で、全体としては楽しんだのですよ!
みりおん健気で良かった! もうちょっとお化粧が上達するといいなあ…
素顔のほうが美人さんです、現時点では。
三悪人(ちーちゃん、まぁくん、ダングラール@ともちん)も良かったし、
エロイーズもエルミーヌ@タラちゃんも濃ゆくて良かったし、
ヴァランティーヌ@瀬音リサちゃんやアルベール@愛ちゃんの存在が救いになってたし、
個人的にはルイジ・ヴァンパ@かいちゃんがすっごく好き!
やっぱり宙組さんはみんなスタイルいいですね。
船員さんたちの脚の長いこと!!
ラストの出航シーンのカタルシスは凄かったしな~。
スッキリ爽やかで、あれでいいのかもしれません。
【Amour de 99!! ―99年の愛―】
ベルばら、オーシャンズ、と一本立てが続いたので、ショーが新鮮。
タイトル、まさか「アムール・ド・きゅうじゅうきゅう」とは思いませんでしたが(笑)
(フランス語の「99」は長ったらしくてわかりにくかったらしいけど、
それにしても藤井先生……)
過去の宝塚のショー作品にオマージュを捧げる構成。
ええ、実際に見たものはないですよ。
全体を通して感じたのは、宝塚のレビューの偉大さです。
こういう歴史があって、ああいう歴史があって、99年続いてきたのだということ。
今見てもびっくりするぐらいの「挑戦作」があって、その上で
タカラヅカの「スタンダード」ができていったのだということ。
…やっぱり語っておかないといけないのは、
かなめ様のパイナップルの女王ですかね。
眼福。
ご馳走様でした。
……しか言いようのない、美しさ。
あの、おみ足…! 思わず生唾を飲み込みましたとも。
長さといい太さといい形といい(何だこの変態的な説明は)
かなめ様の、タカラジェンヌとしての鍛え上げられた積み上げを感じさせてくれました。
その後の若い子たちのロケットと、明らかに違うもんね!!
あの場面のためだけにお金払えますよね(真顔)
お腹いっぱいです。
楽しかった~!!
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